2011年に韓国でデビューし、ゴリラダンスなど自由奔放なパフォーマンスが話題を呼び、韓国国内に限らず日本でも絶大な人気を誇っている韓国の7人組アイドルBlock.B。およそ1年の空白期間を経た今年10月に韓国で、アルバム「Very Good」で堂々のカムバックを果たし音楽番組では初の1位を獲得。
11月22日には名古屋公演で日本でのカムバックも果たし大盛況に終え、ついに12月28日(土)埼玉・大宮ソニックシティにて「BLOCK B COMEBACK LIVE IN JAPAN」を開催し、関東にもカムバック。待ちわびた多くのファンの声援に応えた。
黄色や紫色のペンライトを激しく揺らして待つファンの前に、黒のスーツに蝶ネクタイという大人っぽい装いで現れたBlock.Bの7人。さらに6人のダンサーを引き連れ、「Very Good」、「NILLILI MAMBO」と迫力のあるパフォーマンスで、幕開けから会場のボルテージは一気に最高潮に。
久しぶりの日本での公演についてJAEHYOは「本当に久しぶりだから期待をしていたんですが、それと同時に不安も大きかったです。今日はたくさんの方が会場に来てくださって本当にありがとうございます」と丁寧にあいさつ。PARK KYUNGは「本当にうれしいです。皆さん、会わない間にさらにキレイになっているので、すごくうれしいです」と胸キュンな一言にファンの笑顔も一層輝いた。
3日前のクリスマスについてP.Oは「地元で高校の同級生と一緒に、男同士で焼酎を飲んでいました」と語ると、ZICOも「僕もPARK KYUNGとダンサー仲間そしてTEENTOPのC.A.P君という男だらけの会で4~5時間マッコリを飲みながらイヤらしい話をしました」と大胆発言に会場は悲鳴のような叫びが。「男はみんな、男同士集まればそんなもんですよ」とZICOは余裕の笑みを浮かべると、PARK KYUNGは「僕は違います」と慌てて否定。すぐにU-KWONが「Block.Bで一番の変態はPARK KYUNGです!」と暴露?!して会場の笑いを誘った。
大爆笑のトークの後は、TAEILが切ないバラード「君はどこに」をソロでしっとりと熱唱し、切なさに満ちた歌声にファンもうっとり。
再び7人が揃って激しいフォーメーションチェンジが魅力の「光になってくれ」を披露。続く「言った、言わない?」、「シンクロ率100%」は小さなイスに腰掛けて、丁寧に歌い上げた。最後には客席からファン1人をステージに上げてイスに座らせ、囲みながらささやくように歌い、見守る客席のファンも一緒に夢見るような世界へ誘った。
抽選会ではメンバーがそれぞれ1人ずつ選んだファンとともにツーショット撮影。JAEHYOは顔をくっつけて撮り、B-BOMBは肩をギュッと抱き寄せ、PARK KYUNGはバックハグ、ZICOは肩に腕を回してピース、U-KWONはかわいいポーズを決め、TAEILはファンとともに頭の上で大きなハート作った。P.Oはスタッフが持つカメラを奪い、ファンをギュッと抱き寄せて自分撮り。スピーディーでワイルドな行動に会場から大きな歓声が上がった。
続く質問コーナーでは日本のファンの印象について、PARK KYUNGは「僕は日本の女性が好きなんです。だからステージに立つと、そんな日本の女性を前にして合コンの時のような緊張感があります」と語ると、ZICOが「PARK KYUNGは手を振ったりとかしてファンサービスをしているように見せて、実はタイプの子を探しているんですよ」と暴露。PARK KYUNGはすぐに否定し「今日は中央辺りに僕の名前の入ったボードを持っている男性がいるので、その男性がずっと気になっています」と明かし笑いを誘った。
さらに理想のタイプについて、JAEHYOは「おとなしくて、酒も飲まない、クラブにも行かない、そういう子がいいです」と語ると、ZICOは「僕は反対ですね。21世紀は開放的な時代ですから、女性の自由も認めるべきです!」と宣言。PARK KYUNG、TAEILも「僕も!」と賛同し、会場は大爆笑となった。
楽しいファンとの交流を終えると、U-KWON、P.O、B-BOMBの3人がRobin Thickeの「Blurred Lines」などのメドレーでミュージカル仕立てのような愉快なパフォーマンスを見せた。そこにZICO、PARK KYUNG、TAEIL、JAEHYOも登場し、7人揃って「ロマンティックに」を披露。ステージの前ギリギリの所まで出てきて手を振ったり目を合わせたりしながら、ファンの声援に応えた。
特技披露のコーナーに入り、B-BOMBはさっそく「TAEILとセクシーダンスを見せます!」と名乗り出た。TAEILは「できないよ」と逃げるが、U-KWONがボイスパーカッションを始めると、短時間ではあったが2人でセクシーダンスを披露。会場は大きな歓声に沸いた。JAEHYOは平井堅の「瞳を閉じて」を日本語で披露し、美しい歌声を聞かせた。
U-KWONは「動物の鳴き声が得意です」と語り、犬、猫、猿の鳴き真似を披露。本格的な鳴き真似に会場から大きな拍手が起こった。さらに「好きな日本の歌があります」と言うとB’zの「イチブトゼンブ」のワンフレーズを日本語で聞かせた。続くTAEILは「雪の華」の韓国語verを披露し、ファンを喜ばせた。
質問コーナーに入り、小さい時から歌手になりたかったか?という質問に、B-BOMBは「RAINさんを見て歌手になりたいと思っていました」と語った。JAEHYOは「小さい頃の夢は歌手ではありませんでした」と言うと、続けて「ドラマ仕立てになっているMVの主人公として登場してみたかったんです」と明かした。
もし今芸能人でなかったら何をしているかという質問に、U-KWONは「僕は照明スタッフになっていたかもしれません」と答えると会場は驚きの声が広がった。続けて「実は高校で電子機械科だったんです」と明かすと、会場も納得するようなうなずき声が。TAEILは「僕は動物が好きなので、動物園の飼育員になっていたと思います」と明かした。
すぐにノリノリになれるリズムの「No Joke」では、ファンも腕を振ったり体を揺らしたりして、会場はクラブのような雰囲気に様変わり。メンバーとファンが一体となって楽しんだ。
ZICOは「いつも日本に来る度に感じますが、皆さんが僕たちの音楽そのものを楽しんでくれているので本当にうれしいです」と丁寧にあいさつ。続けて「今日も残り少ない時間になりましたが、あとは一緒に楽しむ曲ばかりです。名古屋はもっと興奮していましたけど、皆さん、それを超える自信がありますか?」と煽り、会場も「ネー」と大きな声で答えるもZICOは「小さい!」と言ってさらに会場を煽り、会場のボルテージをMAXに引き上げると「NanrinA」、「Nice Day」の2曲で最高の盛り上がりを見せた。
公演終了後には集まったファン全員とハイタッチ。目を合わせ、手を合わせて絆を確かめ合った。
公演開始時には、会場入り口で配られた「帰ってきてくれてありがとう」というメッセージを掲げたファン。その思いに精一杯応えるように、いつもにも増した迫力のあるパフォーマンスを見せ、美しい歌声を響かせ、完全燃焼したBlock.Bの7人。抽選会の写真撮影で順番を待つ間、それぞれのメンバーがステージに上がったファンと自然に話を交わしている姿がとても印象的だった。これから日本でさらに“大暴れ”してくれることをぜひとも期待したい。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)