8月26日(水)に「消えてしまった My Love」で日本デビューを果たした5人組アイドルグループHISTORYが、日本デビュースペシャルライブのチケット完売をうけ、ファンの期待に応えて10月3日(土)東京・ヤクルトホールにて追加公演を開催した。
デビューシングルのリリースから精力的にプロモーション活動を行い、たくさんのファンとの絆を築いてきた彼らの、この一ヶ月の集大成となるライブ。
昼夜の2公演のチケットも、もちろん完売と、日本でも人気急上昇中。
この日の為に準備された、スペシャルな内容盛りだくさんの、ファンにとって文字通り“特別”なライブとなった。
1曲目は、韓国でのデビュー曲「Dreamer」。黒いロングジャケットのシックな衣装で5人が登場すると会場からは大きな歓声が。メンバーは客席へ手を振ったり、笑顔を見せたりとリラックスムードで日本でのステージを楽しんでいる様子が伺えた。
自己紹介から始まったMCタイムでは、メインMCのシヒョンがこの日のライブまでどう過ごしていたかをメンバーに聞くと、メンバーからのツッコミが入ったりと、早くも会場は笑いに包まれ、アットホームな雰囲気に。
曲作りも手掛ける末っ子のイジョンは新曲を作っていたと明かすと「スペシャルなステージを準備したので、応援してください」というギョンイルの言葉から、日本1stシングル収録曲の「Green Days」へ。ファンへの気持ちがこもった歌に、グリーンのペンライトを揺らしながら応える客席を見つめるメンバーのまなざしがとても印象的だった。
「Torn Apart」では切なげなドギュンのファルセットボイスが会場の心を揺さぶり、曲のラストの「I love you」というパートではメンバーからの冷やかしが入ったものの、その圧倒的な歌唱力でキメた。
続いてMCシヒョンからのメンバーへの質問は、韓国のお盆にあたる秋夕(チュソク)で、どんな願い事をしたかというもの。(秋夕では満月に願い事をする風習がある)
ジェホの「STORIA(HISTORYのファン)とずっと一緒にいたい」という願い事には、ファンが大きな歓声で熱い反応をみせた。
シヒョン
「新曲です!」と告げられて披露された「Liar」はシックなスローナンバー。曲中、メンバーが客席へ降りていき、ファンと一緒に歌う場面では新曲ながら、既にファンとの息はぴったりの様子。
レコーディング時の映像ではカジュアルな普段着のメンバーの魅力的な姿も見られた。
メインボーカルのイジョンが魅せるソロステージはその表現力の豊かさに末っ子の大人っぽい姿で魅了した。
これまでのプロモーション活動を振り返る映像には、会場から「行ったよー!」「懐かしい」という声が聞こえた。
映像からはHISTORYが紡いできたファンとの出会いが今日この場所に繋がり、そしてこれから続いていくのだと感じさせられた。
ギョンイル
スペシャルイベント、とうことで、メンバーのガールズグループのカバーダンスには会場も大盛り上がり!恥ずかしがりながらも、ノリノリのメンバーたち。
中でもリーダー、ギョンイルの流し目は完ぺきで会場を沸かした。
ドギュン
ここで衣装をチェンジし、イスを使ったダンスで「The Last Time」を披露。白いジャケットの裾をひるがえし、セクシーな一面を見せた。
会場には客席に花道が伸び、客席との距離が近く、各曲のソロパートではここぞとばかりにメンバーがファンサービスを振りまいていく。
MCのAKIが登場してのフォトタイムでは、その花道も使ってメンバーそれぞれがポージングを披露。
ジャンケン勝者のジェホは“真剣な顔”をチョイス。いつもは表現豊かなジェホには、証明写真のような姿にもレア感が。ギョンイルは“セクシー”。挑発するような視線でファンを誘惑すると、この日1番ハイトーンの歓声があがった。イジョンは末っ子の特権“愛嬌”を満開で振りまき、膝を抱えて座る愛嬌たっぷりの姿は永久保存確定だ。
ドギュンは長身を活かして“かっこいい”を表現。モデルのような姿に他のメンバーたちも大興奮。
最後はシヒョンが“変顔”を披露するも、気合が入り過ぎメンバーからストップが。アイドルの貴重な瞬間をカメラに収めることができたファンはその幸運に酔った。
韓国での3rd Mini Albumタイトル曲「Psycho」ではファンの掛け声もパーフェクト!クールな歌唱力に加え、激しいダンスでも魅力を発揮し、会場を熱狂させた。
本編ラストでは日本デビュー曲「消えてしまった My Love」を披露。イントロからひときわ高い歓声があがる。間近で見るバンジージャンプダンスは迫力満点。メンバーの自信に満ちた姿に自然とファンの声も大きくなった。
アンコールでは、大人っぽいクールな曲が多い中、さわやかで明るい曲も披露。笑顔で無邪気な彼らの姿も、HISTORYの魅力の1ページだ。
「消えてしまった My Love」の韓国語オリジナルバージョンを最後に歌う彼らからは、今ここに僕たちの“HISTORY”を刻むんだという、熱い思いが伝わってきた。
メンバーの「叫べー!」のかけ声に応えるファンの大歓声には、これからの彼らへの大きな期待が込められていると感じられた。
彼らの“HISTORY”物語はまだ始まったばかりだ。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
■HISTORY JAPAN OFFICIAL SITE http://history-official.jp/