しかし、ウノを意識しているジユンは招待を断り、寂しくがらんとした自宅に退勤した。 ちょうど押し寄せる空腹に水だけがいっぱいの冷蔵庫を開けてみると「来てください。家庭料理を作ってあげたいです」というウノの温かい一言が思い浮かんだ。そこでジユンは彼の家に向かったが、集いが決裂したということを知った瞬間、途方もない恥ずかしさが押し寄せてきた。ウノはジユンが恥ずかしくないように「ちょうどよかった。材料を全部買っておいて、みんなが来られないと言って残念だったから」と遠回しに言って逃げようとする彼女を捕まえた。
ついにジユンに家庭料理を作ってあげられるというのがうれしいウノは、すぐにテンジャンチゲ、チャプチェ、プルコギなどおいしい料理を準備した。ジユンもウノの料理実力に感嘆し、体と心の飢えを満たした。そして、優れた腕前の裏には幼い頃から1人だったという話があることに気付いた。ジユンはその時間がどれほど大変だったか誰よりもよく知っていた。それで「きちんと育ちましたね。お疲れさまでした」と心からの言葉を伝えた。ウノもビョルの「よくできました」のハンコをジユンの手に押してあげながら、1人でもよく耐えた彼女の人生に共感して慰めた。
その温かさが与える安定感のためか、不眠症に苦しめられたジユンは、ウノがビョルと通話している間にソファで眠りについた。そうして再び目が覚めた時はすでに夜が明けて、いつの間にか一晩を一緒に過ごしたという事実に慌ててしまった。よりによってその時、ビョルがまもなく到着するということも伝えられた。夢中で飛び出した2人は、皮肉にも1階に到着したエレベーターのドアが開く瞬間、スヒョン(キム・ユンヘ)と一緒に帰ってきたビョルに出くわしてしまった。
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