※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。
SBSドラマ「私の完璧な秘書」1話(視聴率5.2%)は、ジユン(ハン・ジミン)とウノ(イ・ジュンヒョク)の出会いが描かれた。
サーチファーム「ピープルズ」のCEOジユンは、アジア系F1チーム初のデザイン責任者クォン(イ・ヒジュン)を韓国自動車デザイン総括ディレクターにスカウトするため、彼の性格から履歴まですべてを細かく把握した。その結果「勝負欲を刺激しよう」という戦略を導き出し、彼が直面した鋭い現実にまともに触れ、転職を成功させた。
このように仕事においてだけは完璧なジユンだが、その他は全てめちゃくちゃだった。自分の車も区別できず、他人の車に乗って恥ずかしがるのが常で、めちゃくちゃな事務室で動くたびにどこかにぶつかり、書類の紙で手を切って、なくした携帯電話をゴミ箱から見つけ出すなど、事故の連続であるジユンには彼女をケアする秘書が1日も早く必要だった。問題といえば、少しの隙も許せない気難しい性格のため、すでに辞めた秘書が大勢いるという点。サーチファームの会社で皮肉なことに、もはや志願者すら見つけることができなかったのだ。
そんな中、ハンス電子人事チーム課長のウノの登場は完璧そのものだった。疲れ果てた通勤途中に一筋の光のような存在であるウノは通り過ぎる人をも振り返らせる「有罪顔」の持ち主。それだけでなく、家のすべての物を整列し、健康と味はもちろん、美的感覚も備えた朝ごはんをさっと作り出す家事力、父親たちは絶対にできないという娘ピョリ(キ・ソユ)の髪もきれいに縛ってやるスキルまで全て兼ね備えた彼の完璧さは、同じ会社の女性社員たちや隣人の母親たちを歓呼させた。
ところが、ジユンにだけは例外だった。お金の価値を重視するジユンと正反対に組織の価値と義理を強調するウノは、社内の核心的開発者であるヤンチーム長の転職を防がなければならず、それが2人の出会いとなった。
そして「会社はまだ先輩とやりたいことが多い」と資本主義市場の論理だけで説明できない価値をアピールし、仕事で忙しい父親だったヤンチーム長のために彼の息子の学校に会社名でおやつのケータリングカーを送ってメンツを立ててやったりもした。その努力のおかげでヤンチーム長の気持ちが変わったため、ジユンは今月の目標売上達成に失敗し、ウノの名刺だけ見ても怒りが沸き上がる状況に至った。
ところが、しばらくして今度はウノがひどく怒りながらジユンのもとを訪ねてきた。ヤンチーム長の離職を阻止したと思ったが、彼が辞表を出して中国の会社に転職したからだ。情報流出が憂慮される深刻な事案にハンス電子は大騒ぎになった。先日、ヤンチーム長がジユンと通話するのを聞いたウノは彼女を訪ね「ヘッドハンターたちはこんな風に働くのですか? 最小限の良心もないんですか」と言い放った。
しかし、実はヤンチーム長が意図的に業務から排除され、再び韓国で働かないつもりで中国行きを決心したことだった。そしてこれを助けたのはジユンではなく、彼を引きずり下ろそうとするキャリアウェイ代表のヘジン(パク・ボギョン)だったのだ。ただでさえ重要な時期に育児休職を出したという理由でソン部長(ソン・ヨンギュ)に嫌われていたウノは、このことでヤンチーム長に情報を盗む時間を稼がせたという濡れ衣まで着せられて懲戒解雇された。
WOW!Korea提供