KBSのドラマ撮影チームが、再び視聴者の心を深く傷つけた。今度は、文化財毀損(きそん)だ。
2日、KBS新ドラマ「主役の初体験、私が奪っちゃいました」側が、撮影チームがビョンサン(屛山)書院で小道具を設置するために、釘を打ったという目撃談が上がってきた。
写真でスタッフがビョンサン書院の柱に釘を打ち、照明をかける姿がとらえられた。ビョンサン書院は、世界文化遺産に登録された場所で、ドラマの撮影チームが釘を付けたことに批判が殺到した。
アンドン(安東)市庁の文化遺産課の担当者が、現場の調査をしに乗り出すなど、事態が深刻化した。ネットユーザーもまた、ビョンサン書院を毀損したドラマ撮影チームに非難を浴びせた。
これに対して、KBS側は、「視聴者の皆さんにご心配をおかけした点を心より申し訳なく思う。制作スタッフは、昨年末のアンドン・ビョンサン書院で事前撮影を許可され、小道具を設置する過程で、現場の観覧客から、文化財にどうして釘を打ち、小道具を付けることができるのかという内容の抗議を受けた」と謝罪した。
それと共に、「現在、正確な事態把握と復旧できる最善の方法が何なのか、論議中。今後、再発防止対策と追加で発生しうる被害状況に対しても、積極的に論議する」と伝えた。
KBSの謝罪にも、視聴者たちの非難が続いている。まだ、編成や初回放送も決まっていない新しいドラマなために、公開前から世間に批判された。作品にも、視聴者にも迷惑をかけたわけだ。
KBSのドラマ撮影チームが、撮影中に非常識な撮影進行で物議となったのは、今回が初めてではない。2022年に放送されたKBS大河ドラマ「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」もまた、撮影中に馬が死亡する事故が発生し、動物虐待の波紋に包まれた。
当時、KBS側は、この事故に対して謝罪し、「今後このような事故が再発しないように、他の方式の撮影と表現方法を探す。動物の安全が保障されうる方法を関連団体と専門家たちの助言と協力を通じて探すようにする」と、再発防止を約束した。
KBSは、ドラマ撮影中に起きる事故や事件で批判の的になっている。今度は、世界文化遺産を毀損させた事件なだけに、警戒心が必要に見えるなか、KBSがビョンサン書院の復旧のために、どのような努力を見せるのか、注目が集まっている。
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WOW!Korea提供