新人賞もまた、候補10人のうち半分の5人が受賞した。昨年には、新人賞候補に挙がった7人全員が受賞した。当時MCだったシン・ドンヨプは、「まさかこんなことがあるとは」、「こんな年は初めて」と話したりもした。
KBSの芸能大賞は、新人賞、優秀賞、最優秀賞などを「リアリティー」や「ショー&バラエティー」部門に分けて授賞した。また、ベストアイコン賞、ベストアイデア賞、ベストエンターテイナー賞、ベストチャレンジ賞、ベストチームワーク賞、ベストプロデューサー賞など、さまざまな部門に分けた。
多様な部門に分けて授賞することで、視聴者たちの興味を高め、注目されなかった分野や作品、出演者に対する関心を呼び起こすことができる。しかし、あまりにも多くの分野に賞を分割すれば、授賞式の公信力が落ち、賞に対する価値もまた薄められるという評価だ。
賞が“乱発”され、面白くないという視聴者の反応も続いた。一部の視聴者たちは、オンラインコミュニティやSNSなどを通じて、「何の賞なのかも分からない」、「もう授賞式が面白くない」、「不参加なら関係なく、参加すればすべてあげるのか」などの反応を見せたりもした。
実際に、SBS演技大賞とKBS芸能大賞の視聴率は、昨年に比べて下落傾向を見せている。視聴率調査機関「ニールセンコリア」によると、昨年のSBS演技大賞は、全国世帯基準で視聴率3.9%を記録した。ことしは、3.2%に下落した。KBS芸能大賞もやはり、昨年の5.2%からことし4.6%を記録した。
過去の視聴率が10%以上出ていた年末の授賞式は、ますます大衆から背を向けられている。大衆文化評論家のキム・ホンシク氏は、「年末の授賞式が、再び視聴者の関心と信頼を取り戻すためには、視聴者の観点で評価できるようにしなければならない。視聴率が低くても意味と価値がある番組を中心に督励し、応援できる授賞式に変化しなければならない」と指摘した。
WOW!Korea提供