俳優故イ・ソンギュンさんを脅迫して金を巻き上げた疑いで起訴された遊興施設の室長と元俳優に、検察が重刑を求刑した。
25日、インチョン(仁川)地裁刑事4単独は、恐喝などの疑いで起訴された遊興施設の室長A氏の結審公判が開かれた。同日、検察は、A氏に懲役7年を求刑した。
検察は、「被告人は、被害者が有名人である事実を悪用して、他人名義の携帯電話を購入するなど、計画的に犯行した。事案が重大で罪質も不良だ」と、求刑理由を説明した。
これに対して、A氏の弁護人は、最後の弁論で、「A氏がイ・ソンギュン氏を恐喝したのではなく、俳優B氏がA氏を心理的に支配して、金を横取りした事件だ。これまで多くの犯罪を犯したB氏がA氏を操った」と主張した。
A氏に続いて警察から懲役7年を求刑されたB氏の弁護人もまた、「被害者に心より申し訳なく、刑務所暮らしをしながら反省もたくさんしている」とし、反省の意を示した。
これに先立ち、昨年9月にA氏は、故イ・ソンギュンさんに連絡し、「携帯電話がハッキングされて脅迫されているが、口止め料に金が必要だ」とし、3億ウォンを巻き上げた。
B氏はA氏に1億ウォンをくれと脅迫し、5千万ウォンを手にした。A氏は、拘束起訴され、その過程でヒロポンや大麻を使用した疑いで、懲役1年を言い渡された。
A氏とB氏が検察からそれぞれ懲役7年を求刑されたなか、実刑宣告が下されるのか、その行方が注目される。A氏とB氏の宣告公判は、来月19日に開かれる。
一方、故イ・ソンギュンさんは昨年、麻薬類管理に関する法律上大麻・向精容疑で、警察の調査を受けていた途中で亡くなった。
WOW!Korea提供