映像を挟んでからは、黒のレザージャケットに着替えたビョン・ウソクが客席から登場! 客席の通路を歩いて進み、ハートを送ったり投げキッスをしたりして大接近し、ファンを大興奮させていた。メインステージに戻ると、松原みきの「真夜中のドア〜Stay With Me」を披露。シティポップのあたたかみのあるサウンドと優しい歌声がマッチし、ファンはうっとりと聴き入っていた。
この楽曲を選んだことについて聞かれると「難しいと思ったのですが、歌を聴いた時にこの歌詞の意味が良いなと思いました。難しかったのですが皆さんにお聞かせしたいと思い、一生懸命練習しました」と説明し、その真心に会場から大きな拍手が送られた。
続いては、“トントン(ファン名)たちに向かうレッドカーペットゲーム”がスタート。これはミッションを成功させることで、ゲームにあるポイント分だけ前に進むことができるというもの。成功するとファンにプレゼントが準備されているということもあり、ビョン・ウソクは「はい、頑張る」と両手でガッツポーズをして気合いを入れていた。
1つ目は“トントンとテレパシー”というゲーム。スクリーンに映し出されたファンが、ビョン・ウソクと同じポーズをしたら成功するというもの。お題は“ハート”だったが、2人ともほっぺハートをして見事にミッションクリア。1ポイントゲットしたビョン・ウソクは、レッドカーペットに書かれている数字の1のところへ移動した。
“花びらをつかめ”というゲームでは、自分で花びらを飛ばして聞き手ではない手でお箸を持って掴むというもの。できるだけたくさんの花びらを飛ばそうと、大きな手でたくさんの花びらを掴んで、ゲームの準備はOK。そして、自分で花びらを飛ばすと、花びらの塊の中から1枚を見事にゲット! このゲームを考えたスタッフも成功できなかったという難易度の高いゲームをいとも簡単に成功させたビョン・ウソクは、何度もガッツポーズを見せて喜んでいた。ここでは4ポイント獲得し、5と書かれたマス目まで移動。
続いて、ファンからのリクエストで“バスケットボール”を選択。1日目のファンミーティングで簡単にシュートを決められたこともあり、この日は3回続けてシュートを決めなければならなくなり、難易度がアップ。バスケットボールを軽くその場でドリブルし、シュートフォームを安定させると、ゴールリングに向けてボールを投げて、きれいに飛んで行ったボールは見事にゴール! そのあとは何度か失敗してしまったものの、何回かゴールを決められたということでミッションクリア。7番のマス目まで進むことができた。
最後は、“早口言葉”のミッション。「かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ・・・」と日本語の早口言葉を言わなければならないものだが、独特なリズムでゆっくりと「ぴょこぴょこ」と言って、なんとか成功し10マス目に辿り着いてすべてのミッションをクリアした。
ミッションを成功させたことで、ファンにはサイン入りの写真集をプレゼント(抽選で5名)。当選者がステージに着くまでの間は、“究極の2択ゲーム”というコーナーが設けられた。
「東京の人気スポットのうち行ってみたい場所は?」(A:夜景が見られる東京タワー、B:ショッピングの天国、銀座)と質問され、Aを選んだビョン・ウソク。理由は、ショッピングはいつでもできるが、東京タワーは見ることができない可能性もあるからとのこと。今回の来日で観光したかどうか聞かれた彼は、「後で時間ができたらディズニーに行きたい」と話した。
「友達と一緒にいるとき、どちらかを選ばなければならないとしたら?」(A:1時間自分だけが話す、B:1時間友達の話を聞く)という質問ではBを選択。彼は「1時間聞いてあげてから、その後に自分の話を1時間聞いてもらう」と話した。
ファンミーティングの後半では、ファンからの質問に答える“Q & A TALK Summer Letter”の時間へ。「もしも日本のどこかで会ったときに、トントンとウソクさんだけがわかるジェスチャーを作ってほしい」という質問に、人差し指を前に出してからぴょんと飛ぶジェスチャーを考え、お茶目な姿にファンも大爆笑。「本当にやらないとダメですよ!」と念を押すと、ファンも「ネー(はい)!」と乗り気十分に応えていた。
「毎日欠かさずに行っているルーティーンをおしえてほしい」という質問には運動と回答。1週間に1回は休むそうだが、フィットネスセンターで胸、肩、背中、下半身をトレーニングしているそうだ。
「10年後に2024年を振り返ったらどう思うと思う?」という質問に、彼は「例えばこのファンミーティングが最後だとしたら、この時の瞬間を思い出すために、この時の写真や映像、歌った歌、その時に食べたものを考えるようにして毎年、毎年思い出そうと思うと思います。この瞬間一つひとつを忘れないようにするためにそのようにすると思います」と伝えた。
次の質問に入ると、突然「アンニョン!」と映像が流れ、ファンからのサプライズ映像に驚くビョン・ウソク。ファンの心のこもったメッセージや歌などの映像を見て、感動しているようだった。映像が終わると、客席には「今までもこれからも全ての出会いが私の奇跡」と書かれたスローガンが掲げられた。
サプライズ映像を見たビョン・ウソクは、「とても感動しましたし、僕もとても大好きです。(日本語で)愛してる」と伝えると、会場からも「サランへ!(愛してる)」という声が飛び交った。
そして、ドラマ「ソンジェ背負って走れ」OSTの「I Think I Did」を披露。スタンドマイクに片手を添えながら深みのある豊かな歌声を会場に響かせた。最後はピアノの繊細なサウンドが会場に流れると、イントロだけで大歓声が。星空をバックに「Sudden Shower」を優しく歌い、愛する人に対する感謝の気持ちを届けた。
歌い終わり、しばらく客席を眺めると、目を潤ませていたビョン・ウソク。感極まる彼に、会場からは大きな拍手と声援が送られた。そして、彼は「僕にとって今年の夏はすべてが皆さんでした。感謝しています」と伝え、名残を惜しみながらステージを後にした。
取材:Korepo(KOREAREPORT.INC)