韓国検察、俳優ユ・アインへの懲役1年宣告に控訴…「犯罪の重大さに及ばない量刑」

韓国検察が、薬物を常習的に使用した疑いで、懲役1年の実刑を言い渡した俳優のユ・アインに対して、控訴を提起した。


ソウル中央地方検察庁は、薬物常習使用の疑いなどで起訴され、1審で懲役1年を言い渡され、法廷拘束されたユ・アインに、懲役1年と罰金200万ウォン(約20万円)を言い渡した1審の判決に対して、控訴を提起したと4日、発表した。

検察は、「ユ・アインの犯罪が重大であるにもかかわらず、検察の求刑である懲役4年に顕著に及ばない量刑が言い渡された」と伝えた。

続けて、「控訴審でさらに重い刑が言い渡される必要があり、きょう、控訴を提起した」と付け加えた。

これに先立ちユ・アインは、2020年9月から2022年3月の間に、プロポフォールなどを181回常習使用し、2021年5月から2022年8月まで、44回にわたり他人名義で睡眠剤を不法処方された疑いを受けている。

検察は6月、警察から事件を引き継いだ後、ユ・アインが知人に証拠隠滅を指示したり、アメリカ現地で一行に大麻喫煙を強要した情況を追加でつかんだ。


一方、1審の裁判部は、「犯行期間と回数、方法、数量などに照らし合わせて非難の余地が相当ある。関連法令が定めた管理方法の弱点を利用して、犯行を犯したものであり、罪質もよくない」としながらも、「長い期間睡眠障害、うつ病などを患ってきたし、医療用薬物類を常習使用・買収することになった動機が主に眠れなかった苦痛のためとして酌量するところがある」と、量刑理由を明らかにした。

 

WOW!Korea提供

2024.09.04