後半は再びライブブロックへ。ソヒが「次は、僕たちの日本デビュー曲『Lucky』です」と紹介し、ウンソクが「大きな声で僕たちと一緒に盛り上がれますか?」と聞くと、BRIIZEは「イエィ!」と反応。曲が始まった途端、<So lucky, lucky~>とまさに“大きな声”で盛り上げる。初日の神奈川公演では楽曲の配信が始まったばかりということもあり、掛け声を入れることができなかったBRIIZEだが、今では息をぴったり。ポップなダンスナンバーに合わせてオレンジ色のペンライトを振る。続いて、ソヒが「みんな一緒に!」と叫ぶと、「Get A Guitar」へ。途中にダンスブレイクを挟むバージョンで、BRIIZEは目の前で繰り広げられる圧巻のパフォーマンスに歓喜。ショウタロウの華麗なターンも飛び出し、ボルテージも最高潮に達した。
ここで一度、映像を挟んでクールダウン。ジーンズに白シャツという爽やかな衣装に着替えたメンバーたちは、大人っぽいセクシーな姿を見せる「Honestly」を歌う。スローなメロディにマッチした柔軟さと細やかさを見せるダンスで魅了する。すると一転、激しいリズムと耳に残るサックスサウンドが特徴の「Talk Saxy」が鳴り響く。先ほどとは裏と表のような、全く異なるパワフルなパフォーマンスでBRIIZEをステージにくぎ付けにさせた。
メンバーそれぞれに考えてきた名古屋弁のコメントでBRIIZEをキュンとさせたMCを
挟むと、ライブブロックも終盤。「9 Days」「Impossible」とBRIIZEの掛け声をさらに大きくさせるダンスナンバーで会場の一体感を加速させる。そして、ラストは「最後の曲は皆さんの力が必要です」とショウタロウがお願いをした「Boom Boom Bass」。韓国の音楽番組で5冠を獲得したThe 1st Mini Album『RIIZING』のリード曲で、本編を締めくくった。
アンコールはメンバーもBRIIZEと同じく手にペンライトを持って「One Kiss」を披露。ステージにも客席にも笑顔が溢れる。
ここで、メンバーたちはツアーの感想を述べていく。
「1ヶ月の間日本の都市を回りながらBRIIZEの皆さんたちと忘れることができない思い出を作ることができたと思います。いつか絶対に名古屋に戻ってきます。僕の初恋の人はあなただから!」(ソンチャン)
「僕も皆さんのおかげで、最後まで楽しむことができたと思います!またかっこいい姿で帰ってくるから、待っていてくれますよね?」(ウンソク)
「横浜から名古屋まで全15回の公演をしましたが色々学んで、多くのBRIIZEに会うことができました。この仕事をしていて本当に良かったとずっと考えていました。次はもっと大きなステージで成長して、もっとかっこいい姿でまた戻ってきます!」(ウォンビン)
「1ヶ月という時間が本当に早く過ぎたと思います。何よりもBRIIZEとステージを楽しく目を合わせながら笑う日が多くて、僕が何のために一生懸命やっているのかもう一度感じることが出来ました。お世話になりました!」(ソヒ)
「僕たちはまた来るけど、問題はBRIIZEが会いに来てくれるか、だと思います!会いに来てくれますか?RIIZEはずっと高みを目指すから、ずっとついてきてくれますよね?」(アントン)
「僕たちは日本全国のBRIIZEと近い距離で会うためにホールツアーを選択したのですが、1ヶ月間実際にやってみてそれが間違いではなかったなとすごく感じました。今回会えなかったBRIIZEもたくさんいると思うんですが、そのBRIIZEとここにいるBRIIZE全員もっともっと大きい会場で皆さんとまた会えたら嬉しいなと思います!これからもたくさんの応援よろしくお願いします!1ヶ月間本当にありがとうございました!」(ショウタロウ)
今回の日本ツアーがメンバーにとってどれほど貴重な時間だったかが伝わってくる。そんなライブの最後は「Memories」。この1か月の思い出も加わり、より大切さも増した歌をRIIZEとBRIIZEで共に歌う。円陣を組んだRIIZEとそれを見守るBRIIZEは、「RIIZE BRIIZE뜬다(トゥンダ)」と声を合わせて手を天に向ける。いつもの掛け声だが、この瞬間、お互いがかけがいのない存在であるかことを改めて実感しただろう。RIIZEとBRIIZEの絆をさらに強めた日本ツアーは、大成功のうちに幕を閉じた。
RIIZEの初の日本ツアーはこれで全公演を完走となったが、世界を巡って行われているファンコンツアーは、9月15日(日)に開催されるソウル公演まで続く。また、日本では9月5日(木)にThe 1st Japan Single『Lucky』をリリースし、9月3日(火)~16日(月・祝)まで、UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKUにてポップアップも行われる。ショウタロウが今回はホールツアーだったが、次は、アリーナ、ドーム、そしてスタジアムと会場を大きくしていきたいとMCでも話していたように、RIIZEの快進撃はここからさらに勢いを増していくに違いない。
■RIIZE The 1st Japan Single 『Lucky』
9月5日(木)発売
(2ページに続く)