トラウマに触れられるたびに事故でケガした手首に苦痛を感じたイ・グンは、ホン・ジュンマンの言葉に再びトラウマが浮かんできた。 皆が自身を非難するようだったし、後ろ指を差していると感じた。 そして手首に痛みが感じられた。
イ・グンは痛い手首をかばいながら病院に行った。 病院でキョン・ジュヨンと医師と患者として会ったイ・グンは、一番強い鎮痛剤をくださいと言ったが、すでにイ・グンの精神的問題を分かっていたキョン・ジュヨンは「ノイローゼによる身体化障害、偽の痛みだ」と、鎮痛剤を打たなかった。 イ・グンは「今までやってみなかったことがない。 死ぬまで痛みを我慢しろと言うのか」と怒って病院を出て行ってしまった。
キョン・ジュヨンはイ・グンにメッセージを送って謝り、トラウマを克服することができるように助けると説得した。
ハン・ドンチル教授(キム・グァンギュ)に精神ケアを受けるイ・シンはキョン・ジュヨンの研究分野である“悪い記憶の消しゴム”報告書の表紙を見てしまう。 兄イ・グンのトラウマを消したかったイ・シンはこれを注視した。
キョン・ジュヨンが6年間準備してきた“悪い記憶の消しゴム”研究発表の日、何故か実験に成功したネズミがケージから脱走した。 その時刻、イ・グンがキョン・ジュヨンにスーツケースを持っていこうと車を運転して病院にきた。 ネズミが病院の門を抜け出る瞬間、イ・グンの車に敷かれて死んだ。
6年間準備してきた研究が水の泡になってしまうと、キョン・ジュヨンはイ・グンに「そんなふうに生きれば死ぬ時までトラウマを忘れられない」と、鋭い話をした。
イ・グンは過去の事故によるトラウマのために多くの状況を否定的に認識していた。
その日夜、イ・グンは橋から川に飛び込み、自殺未遂をした。 脳に損傷をおったイ・グンは、脳手術を受ける途中記憶が部分的に削除された。
手術後目覚めたイ・グンはキョン・ジュヨンを見て「やっと会えたね。 こんにちは。 僕の初恋の人」としながら記憶を失ったような姿を見せた。