<コラム>K-POP界2013年の“ニューフェイス”、「EXO」と「CRAYON POP」

 

2013年の韓国芸能界は賭博、麻薬、死亡事件など、多くの不祥事や事故が相次いだ。その分、デビューしたばかりの新人の芸能人がメディアにとりあげられる機会も例年に比べ少なかった。

ただ、ひときわ目立つ“ニューフェイス”たちが大ブレイクを果たし来年以降の活動に期待が膨らんでいる。

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まずK-POP界だが、ことしもアイドルたちが主導権を握った。中でもSMエンタテインメントが満を持して送り出したアイドルグループ「EXO」の活動が目立った。

昨年の夏、韓国内に活動を限定した「EXO-K」というユニットとしてスタートした彼らは徐々に知名度を上げ、ことし6月には中華圏向けのユニット「EXO-M」と合体し、はじめて「完全体」となった。その後は、「Beauty and the Beast」と「Growl」で連続ヒットを飛ばし、各種音楽ランキングの1位を席巻した。

1stアルバム「XOXO」はリパッケージバージョンを含め、97万枚を出荷。韓国で12年ぶりとなるミリオンセラーを目前に控えている。先日リリースした新曲「12月の奇跡」もすでに40万枚の出荷を記録している。個別のメンバーに対してもバラエティ番組はもちろん、ドラマや映画界からもオファーが殺到している状況。これからの各局の年末賞レースにも引っ張りダコになること間違いなし。

一方、女性アイドルでは、ガールズグループ「CRAYON POP」(クレヨンポップ)がデビュー2年目にして大躍進を果たした。「ももいろクローバーZ」のパクリ説や「事務所社長の右翼関連噂」など様々な疑惑を振りまきながらも、ヘルメット姿で踊る斬新でコミカルなダンスが受けて「第2のPSY(サイ)」として注目を浴びた。PSYは、去年「江南スタイル」をYoutubeで公開し、世界的に注目を集めたK-POPアーティスト。

先月発売した新曲「クリスマス」では、「ルパン三世」の前奏を盗作した疑いが持たれ再びメディアを騒がしたが、事務所側の積極的な解明で現在は一段落している。これらの騒ぎにより、一部では、「炎上マーケティングだ」、「ステマだ」の声もあったが、従来のガールズグループとは一線を画す彼女たちの個性は広く認められた。「ステマ」とは「ステルスマーケティング」の略で、宣伝とは気づかれない様に広報を行うこと。

ことしは、領土問題や歴史問題などの政治が原因となり、J-POPとK-POPとの交流もあまり目立たない年になっていた。しかし、政治という人為的な壁は、いずれは文化交流の巨大な波に耐えられなくなるはずだ。

2013.12.20

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