マ・ドンソクは「こんばんは(日本語)。『犯罪都市』シリーズのフランチャイズ作品の中で犯罪都市3となる『犯罪都市 NO WAY OUT』を観ていただくために来日しました」とあいさつし、「実際に僕のことを見てみて、かわいいですか?」とにっこり。ファンから、「かわいい!」という声が飛びかい、満足げな笑みを浮かべると、続けて彼は「この作品は痛快アクションなので、もしストレスを感じている方がいらっしゃったら、この作品を観てぜひストレス解消してください。ここに、青木崇高さんと國村隼さんもいらっしゃるのですが、私の大好きな、そして尊敬している俳優さんと一緒に撮影ができてうれいですし、また日本に来て再会できてとてもうれしいです。どうかみなさん、楽しんで観てください。気に入ってくれたら周りの方にもぜひご紹介ください」とあいさつした。
続いて、“ヤクザの解決屋”リキ役を演じた青木崇高は「マブリ―!」と叫んで会場を盛り上げてから、「みなさん、本当にラッキーですね。マブリ―が、マ・ドンソクさんが目の前にいます。わざわざジャパンプレミアのために来日してくれました。そして、さらにラッキーなのがこれから見られるんですよ! おめでとうございます。いまこうやって携帯で撮影できるっていうのは、日本ではないスタイルだと思うんです。韓国スタイルだと思うんですけど、これもマさんが提案してくださったんです」と、ジャパンプレミアの間、観客もすべて撮影可能になった経緯まで話してくれた。
マ・ドンソクたっての依頼でカメオ出演となった國村隼は「こんばんは。國村隼です。ちょっとびっくりしました。ここは東京なのかな、ソウルなのかな…と。ソウルでも舞台挨拶しているので。楽しいイベント、ありがとうございます。『犯罪都市』シリーズは1千万人動員しているすごい作品です。僕自身も1から観ていて、本当に大好きなシリーズです。自分もカメオ出演しましたが、マさんが一緒にやろうと言ってくれたので、本当に楽しい思いでやらしてもらいました」とコメントした。
イ・サンヨン監督は「こんばんは、はじめまして」と日本語であいさつし、「すごく緊張しています。映画を作って日本でこういう機会に恵まれるとは思っていませんでした。ここまで来ることができてとても光栄です。韓国に負けずに日本の観客の皆さんのエネルギーがあふれていますね。皆さんにどう観ていただけるのかとても期待していますし緊張しています。僕の映画が作られるまで、ここにいらっしゃる俳優や日本にいらっしゃる関係者の皆さんにはたくさん助けていただきました。この場を借りてありがとうございますと伝えたいです。映画はコロナ禍の時に作ったのですが、本当に一生懸命作りました。どうか皆さん楽しんで観てください」と伝えた。
今回のシリーズにはヤクザが登場。意図的なものだったのかを聞かれると、マ・ドンソクは「この犯罪都市のシリーズを作るために、とても小さな部屋でシリーズ8話まで企画を立てました。実際に子供のころから一緒に運動していた運動仲間でもある刑事さんやプロファイラーの方たちと一緒に話し合いながら、実際の事件をもとにストーリーを作り上げていきました。犯罪都市の1から3話まですべてに少しずつ、海外と韓国のヴィランが登場します。フランチャイズ化がどんどん進むにつれてまた新しいヴィランも登場すると思うので、どうか楽しいストーリーに期待していてください」と語った。
ヤクザ役に青木崇高と國村隼にオファーした経緯について、監督は「私がオファーをしたというよりも、ここにいらっしゃるマ・ドンソクさんが一番初めに提案してくれた俳優さんが國村隼さんでした。以前一緒にお仕事をしたということもあり、知り合いだということで勧めてくれました。昔から観てきたたくさんの映画の中に登場するとても有名な俳優さんで、本当に尊敬している方なので、期待を込めて私のほうからもお願いすることになりました。青木さんは俳優さんの中でも際立っていたと思います。これまで青木さんの出演作を観て、例えばアクションシーンでは『るろうに剣心』などでは長いアクションを無理なくこなされていました。そして眼差しも素晴らしくて、最初にミーティングしたときにその時にもいろいろな顔を持っている方だと思いました」と伝えた。
(2ページに続く)