音楽専門家たちは「Spring Day」に込められた温かいメッセージを「ロングラン人気」の要因に挙げる。 2013年にデビューした「BTS」はスクールシリーズ（学校三部作）、「花様年華」シリーズを通じて同時代の青春の共感を引き出し、2016年に2ndフルアルバム「WINGS」で成長敍事を完成し全世界的な反響を起こした。 翌年の「WINGS（外伝）：YOU NEVER WALK ALONE」は、この時代の傷ついた青春たちに伝えた慰労と希望だった。

特にタイトル曲の「Spring Day」はRMとSUGAの個人的な経験談を溶かした歌詞で真正性を加えた。 必ずまた会おうとする誓いや寒い冬の終わりを過ぎて再び戻ってくる春の日を待ちながら「留まってくれ」という願いを込めた言葉が多くの人々の心を慰めた。

「Spring Day」は「BTS」が初めて披露した感性タイトル曲でもあった。 彼らは先立って「No More Dream」「FIRE」「血、汗、涙」など強烈なパフォーマンスが特徴の歌をアルバムタイトル曲として前面に出した。 オルタナティブヒップホップ（Alternative hip hop）ジャンルである 「Spring Day」は既存タイトル曲と相反する雰囲気でファンの関心を引きつけることに成功した。 そして叙情的な旋律は次第に多くのリスナーの耳を虜にした。

「Spring Day」を基点に「BTS」は全世代を網羅するアーティストになった。 RMは過去、あるインタビューで「僕たちと大衆は同時代性を共有している。 今すぐ僕たちの中にいて、隣にある話をどんなテーマであれ、切り出さなければならないと思う」と述べた。 そのように「韓国人の間で長く続く歌を作りたい」という「BTS」の願いは現実になった。 音楽以上の価値を持つ大きな響きで、依然として私たちのそばに残っている。

 

WOW!Korea提供