昨年、韓国国民1人当たりに飲んだコーヒーの量はなんと405杯。 市場調査機関のユーロモニターの集計結果だが、2018年の363杯から年平均2.8%ずつ着実に増えた。 物価高時代に注目されている低価格コーヒーブランドの広告モデルの顔ぶれを見ると、国内コーヒー市場の活気をより明確に感じることができる。
有数の大企業さえ渉外が容易ではない「ビッグモデル」を前面に出して「格別なコーヒー愛」を見せる国民を積極的に攻略しているからだ。 代表的なブランドとしてメガMGCコーヒー(モデル:ソン・フンミン選手、「ITZY」)と COMPOSE COFFEE (「BTS」V)が挙げられる。
メガMGCコーヒーは2022年からソン・フンミン選手をモデルに抜擢、続いて去年中旬には「ITZY」まで共同モデルに抜擢した。 昨年初め、ソン・フンミン選手のモデル料および撮影費、関連マーケティング・広報まで含めて策定された総広告費は60億ウォン(約6億6千万円)水準だと知られ、世間の注目を集めた。 COMPOSE COFFEEもやはり昨年末、「BTS」のVをモデルに抜擢したが、関連総広告費がソン・フンミン選手と似た60億ウォン水準であると推定されたりもした。
ビッグモデルの効果は一部確認された様子で、売上や販売量の推移と広告の直接的な関連性を計算するのは難しいが、関連したプロモーションやコンテンツの興行に照らして相当な効果を得ているという説明だ。
具体的にメガMGCコーヒーは最近開かれた「2023 アジアサッカー連盟(AFC)カタールアジアカップ」特需を狙って様々なプロモーションを展開したが、SNSに「注文が殺到して苦しむ」メガMGCコーヒーのアルバイト職員の書き込みが話題になったりもした。
COMPOSE COFFEEの場合、先月8日にVが登場し、一番好きな飲み物として「ゆずティー」を挙げる映像が公開されると、その後2日間、ゆずティーの販売量が前年同期比72%増加したという。
先月16日、YouTubeを通じて公開した新規広告キャンペーン映像は、1日で再生数100万回、2週間で再生数1000万回を突破し、COMPOSE COFFEE公式インスタグラムもやはり該当広告キャンペーン映像アップロードと共にフォロワーが3万人以上新規流入し、前日対比53%が急増した。 他にも、昨年12月のVのモデル抜擢公式発表後、独自のモバイルアプリの加入者数が1週間で200万人以上増加したそうだ。
COMPOSE COFFEEの関係者は「世界中で愛されている『BTS』のVの影響力を身をもって感じており、Vとのシナジーで今年さらに飛躍する一年になることを期待している」と伝えた。 COMPOSE COFFEEとメガMGCコーヒーの両方がビッグモデルとシナジーを出すと同時に、加盟店主とこれを共に分かち合う共生の一年になることが期待される。
WOW!Korea提供