(オフィシャルライブレポート)
CRAVITYは、セリム、アレン、ジョンモ、ウビン、ウォンジン、ミニ、ヒョンジュン、テヨン、ソンミンの9人からなるグループ 。2020年4月に韓国でデビューするや新人賞を総なめにし、「スーパールーキー」と称された。2023年7月には『Groovy -Japanese ver.-』で日本デビューし、12月6日にJapan 1st EP『Dilly Dally』をリリースしたばかり。
クリスマスムードいっぱいの鈴の音と共に登場したCRAVITYは、ステージに横1列に広がると、この日のためにアレンジされた「Give me your love (X-mas Ver.)」でライブパートをスタートさせた。ひとり一人のボーカルがフィーチャーされたこの曲で暖かな歌声を届けると、「Let’s Go Party!」という掛け声で「好きなんだ -Japanese ver.-」に突入。最後に各人がハートを作ると、会場から「かわい~!」という歓声が上がった。
この日の公演のコンセプトは「“ホワイトクリスマス”気分で楽しもう︕」ということで、「白色」のカラーコードが設けられており、やって来たファンは白を使ったおしゃれを楽しんでいた。それを見たウォンジンは「白い恋人ですね」と楽し気に会場を見渡した。
ステージ上にはソファが登場。企画コーナーは「CRAVITYの部屋でゲームを楽しむ」というコンセプトで、まずは日本語での「早口言葉対決」が行われた。アレン、ジョンモ、ウォンジンの<チョコレートチーム>、セリム、ヒョンジュン、テヨンの<ケーキチーム>、ウビン、ミニ、ソンミンの<アイスクリームチーム>に別れて、生麦生米生卵、地図帳で済州島探し、魔術師魔術修行中など、なかなかの難問に挑むと、日本語が得意なウォンジンとソンミンが上手にこなす一方、普段から早口に挑んでいるラッパーのセリムとアレンが大苦戦し、<ケーキチーム>が最下位となった。
ゲームで盛り上がった後は、再びライブパートへ。日本デビュー曲「Groovy -Japanese ver.-」と初パフォーマンスとなる「Adrenaline -Japanese ver.-」を続けると、ミニも「(初披露)最高!」とご満悦。そしてウビンが「日本語での初パフォーマンス。日本語の歌詞と僕たちの楽しいパフォーマンスに注目してほしいです」と言うと、「PARTY ROCK -Japanese ver.-」でいっきに会場のパーティムードを高めた。
後半戦もライブパートからスタート。全身白の衣装に着替えたメンバーたちが登場し、韓国最新ミニアルバムのタイトル曲「CHEESE」を歌い始めると、「早口言葉対決」の敗者<ケーキチーム>の3人が罰ゲームとしてコスプレ姿で登場。昨年、大阪で開催されたクリスマスイベントでもこのコスプレ罰ゲームが大好評だったが、今年はテヨンがクリスマスツリー、セリムとヒョンジュンが幼稚園児のコスチュームで登場し、会場を沸かせた。
後半の企画コーナーは、前半と同じ3組で「マル・マル・モリ・モリ」など子どもに大人気の曲で「振り付け伝言ゲーム」対決を行った。最初の人が動画で振りを覚え2人目に伝えるが、2人目のアレンジが効きすぎて、3人目には完全におもしろ方向に振り切った別物になって大爆笑という結果に。最後は9人全員で「Habit」(SEKAI NO OWARI)の振り付けにチャレンジ。スタートのウォンジンが完璧だったのに、2人目のアレンで早くも別物となり、9人目のウビンは、なぜかダンスではなく腕立て伏せになり、大いに盛り上がるコーナーとなった。
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