テギョン:出世欲が全くありません。どんなことも面倒臭がる、怠け者なんですが、明晰な頭脳を持っています。能力が高いくせに何もやろうとしないという、マンネリに陥った人物です。関心事は美食を探し求め、堪能することだけです。思いがけず暗行御史になり、事件の真相を暴くことになりました。
本作に出演を決めた理由を教えてください。
テギョン:このドラマの台本を初めて読んだのは前作「ヴィンチェンツォ」を撮影している時でした。「ヴィンチェンツォ」の撮影をしている時は、心身共に疲れていたんです。そんな時に「御史とジョイ」の台本を受け取って、その内容の明るさに癒やされました。僕と似ているラ・イオンを見ていると、「ヴィンチェンツォ」を終えて、少し疲れていた時期でもあり、僕との共通点があって、面白く感じたんです。それで出演を決めました。
演じる上で準備したことはありますか?
テギョン:初めての時代劇だったので、とても不安でした。特に気を使ったのが、時代劇の言葉遣いです。とにかく時代劇と言えば、当時のことは分かりませんが、時代劇には約束事や、特有の話し方があります。そういったところが、とても神経を使う部分でした。難しい言葉も多かったです。セリフを覚えて練習する時や、撮影中にも時代劇らしい話し方には特に気を配っていました。
初めての時代劇はいかがでしたか?
テギョン:とても楽しい撮影でしたし、韓服も似合っていたと思います(笑)時代劇の大変さというよりも、何しろ撮影地が遠いので、家に帰れなかったことが、一番大変でしたね。
テギョン:ほぼ100パーセントに近いと自分でも思います。少しだけ違う部分があるとすれば、出世欲がないという点は、違うような気がします。僕は出世したいですからね(笑)
記憶に残っているシーンやセリフはありますか?
テギョン:印象的なシーンの中でも、ラ・イオンに対して特に共感を抱いたのは、暗行御史として登場したシーンです。そのシーンの中で、ラ・イオンがジョイ(キム・ヘユン扮)に“離縁を許す”と言う
セリフがありました。そのシーンのセリフが、僕の心に響いてきたんです。ジョイに出会ったラ・イオンが、自由と幸福をつかもうとするジョイを見て、“幸福とは自分でつかむものなんだ”と、考え始めるようになった、印象的なシーンでした。このセリフはジョイに対して、未来への自由を与えそれと同時に、自分自身に対して言った言葉にも思えました。
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