「取材レポ」キム・テウ、ヒット曲からドラマOST、godの曲までパワフルなステージで完全燃焼!

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韓国の国民的グループgodのメインボーカルとして人気を博し、ソロ転向後も透き通る甘い歌声を生かした表現力豊かなバツグンの歌唱力で、今世紀最高の男性ボーカリストとして注目を浴びるキム・テウ。12月6日(金)、東京・お台場のZepp Tokyoにて、ファン待望の日本初単独コンサート「T-LOVE First Live Concert in Japan」を開催した。

開演時間が近づくにつれ、客席が埋まっていき、男性ファンの姿もチラホラ。ステージではバンドメンバーがスタンバイし、ジャズのプレ演奏が始まった。演奏が終わると、ステージ中央のスクリーンに雪景色の映像が映し出され、1曲目となる「愛の雪」が流れた。ところが、歌声は聞こえてくるが、姿が見えない…、と思っていたら、なんと客席後方から、スパンコールの付いた白のジャケットに黒のパンツという装いのキム・テウが登場! ファンは一斉に立ち上がり、大興奮。スポットが当てられ、客席通路を通りながら、ファンの大歓声に包まれてステージに上がったキム・テウは、続けてノリのいいgodのヒット曲「FRIDAY NIGHT」で会場を一気にヒートアップさせた。

 

ここからは、ドラマOSTが続く。バックにドラマ映像が映し出される中、「神々の晩餐」の「それで走る」、「紳士の品格」のメインテーマ曲「High High」で観客を楽しませたキム・テウ。「(日本語で)皆さんこんばんは! お元気でしたか! 私はキム・テウです」とあいさつし、「初めての単独コンサートでドキドキしています。だから、今夜はたくさんのパワーを僕にください」と言うと、客席からは大きな拍手が起こった。

そして、この公演中、「ソリチルロ(叫べ)!」という言葉を一番使うと説明し、最後まで一緒に楽しんでほしいと伝え、再びOSTメドレーへ。現在、韓国で放送中のドラマ「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」を見ているというキム・テウは、このドラマにも出演しているイ・ミンホが主演した「個人の趣向」の「雨水が降って」、そして「IRIS」のメインテーマ曲「夢を見る」を情感たっぷりに歌い上げた。

 

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ここまで人気のOSTナンバーを届けたキム・テウは茶目っ気たっぷりに「僕の歌を聴きながら、(映像で映し出されていた)チャン・ドンゴンさん、イ・ミンホさん、イ・ビョンホンさんのことも考えたり」と言ったところで、それにうなずくファンを見つけ、「いいですよ、それでも。どちらにせよ、僕のコンサートを見に来られんですから。でも、僕に集中してください! ビョン様は家に帰して、今日は心の奥深いところにテウだけをお願いします。OKですか? 約束」とニッコリ。さらに、「ここからは僕のための僕の曲を歌っていきます」と話し、「今までいろいろな公演をしてきましたが、一番幸せなのが、お互い言葉も文化も容姿も考えも違うけれど、この空間があれば、音楽という言語で一つになれるということ。言葉が分からないところもありますが、音楽で一つになれればと思います」と話し、ファンの心をグッとつかんだ。

 

バックバンドのメンバーが1曲披露している間に、全身黒のスーツに着替え、再び登場したキム・テウ。もう一人紹介したい、とプロデュースを手掛けている新人女性アーティストMeganを呼び込み、「俺がYA!と言ったら君はYE!」「オッパ(お兄ちゃん)」をデュエットで披露。

歌い終えたキム・テウは、Meganが出てきたら急に目が輝き出した男性がいると話し、この男性に興味津々。この男性がKARAのファンだと分かると、「なぜ自分の公演に来たのか」と聞き、「歌がいいから」という答えに満足そうな表情を見せた。

Meganが宇多田ヒカルの「First Love」を披露している間に、再び茶系のジャケットに着替えてきたキム・テウ。ここからは、開演前にファンが自分の携帯電話の番号を書いた紙をボックスに入れたが、その中から“今日一日キム・テウの彼女になる人”を選ぶというスペシャルなファンイベントがスタート。全員携帯電話を取り出し、待機する中、キム・テウが1枚の紙をボックスから引き、その番号に電話をかける。電話がつながり、「夢のようです」と興奮気味に話す幸運な女性がステージへ招かれると、キム・テウはその女性のために歌うと言い、「I Love You Oh Thank You」を彼女の目を見つめながら歌い、手を握ったり、頭をなでたり。会場のファンからは羨ましいとばかりに悲鳴が上がった。キム・テウのセクシーなおもてなしに、その女性だけでなく、客席にいるファンもメロメロになった。

 

続いてもスペシャルな企画で、キム・テウのK-POPメドレー。「後輩たちの曲を歌おうと思います」と言ったキム・テウは先ほどの男性を思い出し、「もしかしてKARA?」と突然アカペラで「ラララ ラララ~♪」と「ミスター」を歌い出すと、そこにバンド演奏も加わり、客席全体がノリノリに。そのうち、その男性がすくっと立ち上がり、ヒップダンスを披露するというハプニング(!?)が起き、キム・テウもかなり楽しそう。そして「僕、ク・ハラさんと親しいんですよ。必ずク・ハラさんに今日のことを話しますから」とその男性に約束した。

その後も、何かにつけ、キム・テウが「ラララ ラララ~」と歌い出し、その男性がヒップダンスを披露するという絶妙なコンビネーションが生まれ、そのたびに会場は大爆笑となった。

 

若干横道にそれたが、このようにその瞬間でしか味わえない、ファンとの出会いやコミュニケーションを大事にし、ファンと一緒に遊び、面白がるのもキム・テウの魅力。そして、K-POPメドレーでは少女時代の「Gee」、2NE1の「I DON'T CARE」、BIGBANGの「嘘」をキウ・テウならではのアレンジで披露。特に、「I DON'T CARE」はレゲエ調にアレンジされ、別の曲かと思うほど新鮮な印象だった。

 

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続いて、「クリスマスはメリークリスマスだけど、ミリ(一足先に)クリスマス」と話すキム・テウの掛け声で、会場全員で「ミリークリスマス!」と声を揃えて叫んだ後、キム・テウは定番のクリスマスソング「The First Noel」、ワム!の「ラスト・クリスマス」「サンタが街にやってくる」の3曲を披露。楽しいクリスマス気分となった。

その後、ガラリと雰囲気を変え、「ここからはじっくり聴いてもらいたい」と立っていたファンを座らせたキム・テウは、「記憶を呼び起こすステージです。この曲を聴いて思い出に浸ってほしい」と話し、スクリーンにgodのメンバーが映し出される中、godの名曲「嘘」「道」を当時のことを思い出すように熱唱。その歌声を聴きながら、涙するファンもいたほど、感動に包まれた。

終盤に入り、来場者20人へのサイン入りCDのプレゼント抽選会が行われた後は、韓国で大ヒットした「愛の雨」。キム・テウが書いた、別れた恋人への想いが愛の雨となって降り注ぐというロマンチックな歌詞とキャッチーなメロディーが印象的なこの曲を、ファンも一緒に歌い、さらにキム・テウの「ソリチルロ」の合図で盛り上がりは最高潮に。

 

ラストを締めくくるのは、キム・テウの珠玉のバラード「言いたいこと」。会場に響き渡る伸びやかな歌声にファンはうっとりと聴き惚れた。キム・テウは、「日本での第一歩を共にしていただき、感謝しています。愛しています。(日本語で)皆さんは私にとって本当に最高です。ありがとうございます!」と最後のあいさつをすると、客席に投げキスをしてステージを後にした。

 

アンコールでは、Tシャツ姿で首にタオルを巻いて現れたキム・テウ。godの「お前がいるべき場所」「ろうそく一つ」を歌い、最後とあってファンをあおり、それに応えるようにファンも一緒に歌ったり、ジャンプしたりと熱狂の渦に。

ここで終わりかと思いきや、キム・テウが語り始めた。「これで締めようと思っていたんですが、演出監督がこの曲を最後に歌ったらどうかと提案してきました。そして僕は言いました。NOと。あまりにも難しい曲なので(笑)」と話した後、今日のステキなステージを作り上げてくれたスタッフに感謝し、ファンへも感謝。「日本語が上手ではないので、ほとんど韓国語で話したのに、僕の言葉を聞き取り反応してくれて感謝しています。今度来るときは、もっと日本語を勉強してきます。皆さんも韓国語をもう少し勉強してから来てください(笑)。ギブアンドテイクですから」と最後までウィットに富んだコメントで観客を魅了。

 

そして、監督からせがまれた曲として、最後にX JAPANの「Tears」を歌い始めると、客席からは「おーっ!」と大きな拍手と歓声が上がり、見事に歌いきったキム・テウ。「(日本語で)愛してます。バイバイ!」と言い残し、約3時間にわたる公演が終了。その後全員とハイタッチ会を行い、とても内容の濃いコンサートとなった。

日本初の単独コンサートで、自分の魅力を最大限発揮したキム・テウ。歌という武器でファンを楽しませ、感動させ、客席の熱気を飲み込むダイナミックなステージは圧巻だった。本人も言っていたように、この公演がきっかけとなって、今後も日本のさまざまなステージで会えることを期待せずにはいられない。

 

取材:Korepo(KOREAREPORT INC)

2013.12.10

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