Kep1erの新曲「Galileo」を聴いてみた!
韓国ガールズグループ「Kep1er」は、2021年に日韓で放送されたオーディション番組「Girls Planet 999 : 少女祭典」から誕生した9人組。
2022年にデビューすると、その年のMnet Asian Music Awards(MAMA)でFavorite New Artist賞、New Wave賞 (歌手部門)Best Choice賞 (歌手部門)、第64回 日本レコード大賞で特別賞、第32回 ソウル歌謡大賞でNew Wave Star賞を獲得するなど、新人賞を総なめに。
デビュー曲「WA DA DA」は、リリースするやいなや音楽番組で4冠を達成するなど、今最も勢いに乗っている第5世代ガールズグループだ。
そんな彼女たちが、先月27日にアルバム『Magic Hour』でカムバック。
5か月ぶりのカムバックとなった今作は、4月に発表した4枚目のミニアルバム「LOVESTRUCK!」からの連作。
「「君」という強い導きによって、9人の少女たちが未知の世界から地球へ運命的な不時着をしたところからスタートする。「愛」という感情に初めて向き合い、悲しみや目眩する感覚、そしてときめきの間で混乱を感じる過程を経て、ついに「愛」という感情を悟るようになった彼女たちが、全世界が愛を中心に回っている「Magic Hour」を通じて誰よりも輝く瞬間を送ろうとする」という、ストーリーとなっている。
まだ完璧ではないとしてもやりたいことを躊躇せずに、思いっきり愛して愛を共有しながら進んでいく物語である。
タイトル曲「Galileo」は、恋に落ちた少女が運命的に出会った相手との愛を育みながら、自分の恋愛感情を観察して定義する過程を描いたディスコパンクジャンルの曲だ。
爽やかでグルーヴィーなギターリフが印象的で、サウンドはまさに全世界が愛を中心に回っている魔法のような時間である「Magic Hour」を体現したかのような華やかさと明るさが兼ね備えられている。
そんな魔法のような時間「Magic Hour」に、「窓を開けて空にハートを吹き飛ばせば、相手も自分の心を知ることができる」と想像する少女の心をかわいらしく表現している。
何より、曲名の「Galileo」は、ドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーと同時代に活動していた天文学者のガリレオ・ガリレイの地動説研究が歌詞に組み込まれており、この曲の個性をさらに与えてくれる。
また、カムバック活動時期前半と韓国のお盆にあたる秋夕(チュソク)がかぶっていることにより、音楽活動が行えない状態にある「Kep1er」。
ただ、他グループのK-POPファンがこれを聞き、MV再生数に協力したり宣伝をしたりするような動きが見られているのは、実に微笑ましく、彼女たちの日頃からの行いが他のファンにも伝わった結果ではないかと感じられる。
活動期間は今のままだと来年の7月末で終了するとのことであるので、ソワソワしているファンもいるだろう。
この曲がみんなの「Magic Hour」になりますように。
WOW!Korea提供