続いて、長い間閉じ込められたまま世の中にその存在さえ明らかにされていなかったサヤは、タンヤと一緒にタゴン（チャン・ドンゴン）を倒し、双子のウンソムを訪ね、新しい世界が来るようにすると誓いを破った。どこかで何とか生きていると思っていたウンソムがアゴ連合の「イナイシンギ」になったということがサヤを怒らせたのだ。イ・ジュンギはサヤについて「人々の信仰と愛を切望する人物であり、自分の立地が揺れすべてを失うかもしれないという恐れを持っている」と伝えた。その言葉のように、サヤはアスダルの継承者としての資格を獲得し、その立場を確保しようと総軍長を務め、双子であり敵軍のリーダーであるウンソムを殺すという言葉も吐いた。

自らの価値と役目を確認しなければならないサヤ特有の鋭敏さと鋭さは、イ・ジュンギの演技にそのまま溶け込んだ。しかも命をかけて戦場に行き、勝ってこそ認めることができる自身とは異なり、すでに「再臨のイナイシンギ」と称賛されるウンソムによって感じる微妙で複雑な心境を透明に描いた。こうしてウンソムとは違う人生の方向で死闘を続けるサヤの欲望は、日々緊張感を与えている。

このようにイ・ジュンギは、1人2役の熱演を通じて「アスダル年代記2」を完璧に作り上げている。さらに、双子でありながら戦わなければならない兄弟の残酷な運命をこれからどのように積み重ねていくのか、次の話に期待がかかる。

千の顔を持つイ・ジュンギが毎回レジェンドを更新しているtvN土日ドラマ「アスダル年代記2」は、23日午後9時20分に5、6話連続で放送される。