「U-KISS」の韓国事務所、アルバム販売量めぐる訴訟で”敗訴”

「U-KISS」の韓国事務所、アルバム販売量めぐる訴訟で”敗訴”

日本でも活動中の韓国アイドルグループ「U-KISS」の所属事務所NH EMGが、「U-KISS」のミニアルバム販売をめぐり、アルバム流通会社との間で繰り広げた”前金返済”訴訟に敗訴し、およそ1億ウォン(約1100万円)を支払う立場に置かれた。

ソウル中央裁判所は、株式会社ティーエスアンドカンパニーが、株式会社NH EMGを相手に起こした1億4369万1143ウォン(約1500万円)の約定請求訴訟で、原告勝訴の判決を下したと31日、明らかにした。

アルバム流通会社であるティーエスアンドカンパニーと芸能事務所NH EMGは去る2013年、アイドルグループ「U-KISS」のミニアルバム2枚、今後デビューが予定されている新人ガールズグループのミニアルバムなどの流通を担う契約を締結し、ティーエスアンドカンパニー側は約6億500万ウォン(約6600万円)をアルバム販売に対する代価として前払いした。

また、2社は実際の販売量が、ティーエスアンドカンパニーが予め支払った金額の90%に満たない場合、「U-KISS」のアルバムを追加で提供するという契約内容を含んでいたという。しかし、「U-KISS」の2枚目のミニアルバムは、入荷から7か月が過ぎた時点まで、販売量は前払い金額の60%にも及ばなかった。結局、ティーエスアンドカンパニーは前払いした金額を満たすことができず、さらに追加のミニアルバム提供を(NH EMGから)受けることもできなかったとし、内容証明を送付した上で請求したが、NH EMG側が応じなかったことから訴訟に至った。

裁判所は「契約上、義務不履行のNH EMGは、残りの前払い金1億4369万ウォンを支払う義務がある」との判決を言い渡した。

これに対し、NH EMG側は「U-KISSのミニアルバム追加販売のために努力したが、事情が好転しなかったため、代わりに他の歌手のアルバムを販売し、ティーエスアンドカンパニーへ渡す方法に契約を変更した」と主張。しかし、裁判所は「認められるだけの証拠がない」とし、聞き入れなかった。

WOW!korea提供

2015.07.31