【バンド「LUCY」】誰かにとっては応援ソングに、誰かにとってはエモい曲に、誰かにとっては心強いテーマソングになってくれる。新曲「Haze」をレビュー!
韓国バンド「LUCY」は、韓国オーディション番組「Super Band」から誕生した4人組。
メンバーは、リーダーでバイオリン担当のシン・イェチャン、メインボーカル&ギター担当のチェ・サンヨプ、曲の編曲・プロデュースとベース担当のチョ・ウォンサン、リードボーカル&ドラム担当のシン・グァンイルの4人。
2019年にMYSTIC STORYからシングルEP「Flowering」でデビューした。
これまで季節に寄り添った音楽を提供し、詩のように美しい歌詞とキャッチーなメロディーでバンド自らの色を独特に、しかし情緒豊かに体現してきた彼ら。
去年はバンド「Daybreak」とのコラボレーションプロジェクトで「The Answer」と「Oh-eh」、各種音楽プロジェクトを通じて「Deli spice」の「Run Away」リメイク曲と「Blue Voyage」をリリースした。
またメンバーらが別で「Moonshine」、「Rookie Cops」、「Lord of Heroes」、「Gongzza: Gonggi Tazza」、「Dear X Who Doesn’t Love Me」など多くのOSTに参加した。
さらに、単独コンサートやフェスティバルへの参加など、今韓国で1番勢いに乗っているバンドと言えるだろう。
そんな彼らが今月17日、約5か月ぶりにアルバム『Fever』でカムバックした。
タイトル曲「Haze」は、「私たちは絶えず誰かに愛と生きる力をあげられる存在で、だからこそ自分の人生には大きな価値がある」と、音楽を通じてリスナーへ生きる力を与え続けているLUCYからのメッセージが込められた、ヒーリングソングだ。
Folkソングが基盤となったモダンロック曲で、誰かにとっては青春真っ只中、誰かにとっては熱く過ぎ去った青春の1ページを思い出させてくれる曲になっていると感じる。
「LUCY」といえば、バイオリンと共に鳴り響くストリングサウンドが印象的だが、今回の曲もストリングがふんだんに使われていて、夏の日差しの暑さと爽やかな風がバックサウンドで表現されている。
イントロはアコースティックギターとメンバーの優しい歌声で始まり、夏の始まりを描いたようなギターのかき鳴らした音、そしてバイオリンの音が鳴り響く。
何度も繰り返されるイントロやサビのメロディーには、柔らかさを感じるコードを使いながら、何かに夢中になって、打ち込んで、熱に浮かされているような、爆発してしまいたい衝動が気持ちよく描かれている。
学生にとっては今を描く応援ソングに、大人にとってはあの頃の情熱を感じるエモい曲に、何か夢中になるものがある人には心強いテーマソングになっていると思う。
どんな季節も、どんな感情も、彼ら独自の目線とサウンドでエモーショナルに情熱に表現してくれるバンド「LUCY」の新曲「Haze」をぜひ聴いてみてほしい。
WOW!Korea提供