2014年10月にデビューし、中国をはじめ、アジアで今最も注目の韓国出身2人(ソンジュ、スンヨン)、中国出身3人(ムンハン、ジョイシェン、イボ)からなるグローバルアイドルグループUNIQ(ユニーク)が、ついに日本上陸!
7月19日(日)に大阪・シアターBRAVA!、20日(月・祝)東京・北とぴあ さくらホールにて、初来日公演「UNIQ SHOWCASE IN JAPAN」をそれぞれ昼夜2回、計4公演で開催した。
見た人を虜にする強烈なカリスマ性と個性的なパフォーマンスを引っさげ、日本での新たな一歩を踏み出す彼らの姿を一目見ようと、会場には多くのファンが詰めかけた。
東京公演の1stステージは、開演前からUNIQの登場を待つファンの熱気が充満する中、定刻となりイントロが流れ始めると、客席は一斉に総立ちに。うす暗いステージに照明があたり、5人のシルエットが浮かび上がると、割れんばかりの歓声が上がる。
そして、勢いよく飛び出してきたメンバーはヒップホップナンバー「EOEO」で、オープニングを飾った。セクシーなウェーブとキレのあるダンスで魅せるUNIQ。それを後押しするファンの掛け声で、会場の温度は一気に上昇。その盛り上がりのまま、ハリウッド映画「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」のOSTにもなった「Born To Fight」を歌い終えたところで、自己紹介へ。
「こんにちは。僕はイボです」「こんにちは。僕はスンヨンです」「僕はムンハンです」「こんにちは。僕はUNIQのリーダー、ソンジュです」「こんにちは。僕はジョイシェンです。大好きで~す!」と日本語であいさつし、リーダーのソンジュは「初めて東京に来られて、とてもうれしいです。きょうも頑張ります! 皆さん楽しんでください!」と呼びかけた。
ボーカルのソンジュとラッパーのジョイシェンの自作曲パフォーマンスに続き、しなやかな動きと強さ、セクシーさでファンの目をくぎ付けにしたイボのダンスパフォーマンスで、個々のポテンシャルの高さも見せた後は、ダブステップを基盤にしたポップジャンルの「Listen To Me」を5人で披露。息もつかせぬ構成で、ファンを熱狂させた。
ここからは司会が登場し、インタビュー形式のトークコーナーに。日本のファンの印象については、「キレイ」「かわいい」「オシャレ」「親切」「大好き!」と口々に語り、スンヨンが「日本のコンサートは静かだと聞いていたんですが、皆さんがすごく応援してくれて、そんなことはないと感じました」と伝えると、さらに歓声が上がり、「とても感動的」とニッコリ。
「UNIQはどんなグループ?」と聞かれたソンジュは「メンバーそれぞれ、いろいろなカラーを持っているので、集まったときにユニークなカラーになるのが特徴だと思います」と答え、3、4年一緒に生活しているという彼らに、メンバー同士それぞれをどう思っているのかを聞いていくことに。
まず、ソンジュについては、カッコいいという声が多かったが、イボとムンハンから「口数が多くて、うるさい(笑)」という暴露もあると、ソンジュは「僕はリーダーだから!」と弁明し、会場を笑いに包んだ。
続いて、スンヨンは、イボから「モテる」と言われると、気を良くして即興で喜びのダンスを披露。さらに、ジョイシェンから「カッコいい」と言われると、「それから?」とさらに要求し、「かわいい」と言うジョイシェンにまたも「それから?」とほしがるお茶目な一面ものぞかせた。
イボについて、スンヨンは「顔だけ見ると、お城で生活しているような、王子様のような感じだけど、実際は男気があります」と紹介。また、ムンハンが「面白い人。僕の部屋に来て、僕がパソコンをしている間、勝手に人のベッドで寝ていました(笑)」と明かすと、スンヨンは「それ面白い? じゃあ、次は僕もそうするからよろしく」と約束し、仲の良さを垣間見せた。
ムンハンは、BIGBANGのT.O.Pに似ているという話になり、モノマネを披露し、ファンの歓声を浴びた。そして、ジョイシェンからは「鏡をよく見ている」、イボからは「バスケがうまい」などのエピソードも。
最後に、ジョイシェンについて、スンヨンが「キザです。しなくていいのに、やってしまうタイプ」と話すと、ソンジュが「きのう大阪公演でダンス中、僕にウインクしてきたので、力が抜けてしまいました(笑)」と明かし、会場は大爆笑となった。
また、「日本滞在中にしてみたいこと」として、ソンジュは「丼、寿司、ラーメンが食べたい」と話し、特にラーメンは、ソウル・江南にある日本のラーメン屋に食べに行くほど大好きだとか。ジョイシェンも「ラーメンが食べたい」、イボも「ラーメンが食べたいし、洋服も買いに行きたい」とメンバー全員がラーメン好きとのこと。スンヨンは「靴や帽子が好きなんですが、日本には限定品が多いと聞いたので、買い物に行きたいです。温泉にも行きたい」と答え、ムンハンが「漫画ショップと、怖いものが好きなので、お化け屋敷に行きたい」と話すと、スンヨンがメンバー同士でお化け屋敷に行き、怖がりまくっていたという思い出話も披露した。
メンバー同士の絶妙な掛け合いトークでファンを楽しませた後は、客席からメンバーの写真を撮れるフォトタイム。それぞれポーズを取るメンバーの姿をファンが思う存分、自分のカメラに収めた。さらに抽選会では、サイン入りポスター、シングルCDが各5名に当たり、当選者にはメンバーが直接商品を渡し、しっかりハグまでするファンサービスに、会場からは悲鳴が上がった。中でも、ジョイシェンはステージを降りて、後方席から歩いてくるファンを途中で迎えてプレゼントを渡すという優しさもみせた。
そして、サプライズ景品に当たった1名は、次に披露する曲「Luv Again」のMVに登場した女性のように、ステージ上でUNIQを独り占めできる権利が。当選した女性ファンがステージに上がると、メンバーたちとの身長差に、客席がざわついた。メンバーだけでいるときはあまり分からなかったが、実はこの5人、全員が180センチ以上の長身。改めてスタイルの良さを実感した。
当選したファンはUNIQが同曲を歌う間中、ステージ上に用意された椅子に座って、彼らと目を合わせながら、パフォーマンスを一番近くで楽しみ、客席のファンも自分ごとのように、うっとりとしながら、夢のようなひと時を過ごした。
続いて、UNIQは今回のために練習してきたというL'Arc~en~Cielの「Driver’s High」を熱唱。ステージを縦横無尽に駆け回り、弾けまくるメンバーたちと一緒に、ファンも体を揺らしてノリノリで盛り上がった。ガラリと雰囲気を変え、「Happy」のカバーをスンヨンとムンハンが、カラフルなジャケットを羽織り、サングラスをかけた姿で披露。リズミカルなアップテンポの音楽に合わせ、楽しそうに踊る姿に、客席のボルテージも最高潮に。
そして、他の3人もカラフルなジャケットを羽織って合流し、本編最後の曲「Celebrate」を全力のパフォーマンスでイキイキと披露すると、「応援してくれて本当にありがとうございます」「愛してるよ」「きょうはとても楽しかったです。また次のライブで会いましょう!」と充実感に満ちた表情でステージを去った。
すぐに客席から「UNIQ」コールが沸き起こり、アンコールステージに戻ってきたUNIQ。メンバーが韓国語で作詞に参加し、初恋のときめきと初々しさを表現したデビュー曲「Falling In Love」をさわやかに歌い上げ、「愛してる、大好きです!」「初めて東京に来て、コンサートができて本当にうれしいです!」とファンにメッセージを伝えた後、「またハイタッチで会いましょう!」と笑顔を見せ、ライブは大盛況のうちに終了した。
その後、ハイタッチ会でファンを見送ったUNIQ。日本での初公演で、エネルギッシュな堂々たるパフォーマンスを披露し、ファンに鮮烈な印象を残した彼らがどのように成長していくのか、これからますます目が離せない。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
■UNIQ JAPAN Official Twitter
https://twitter.com/uniq5_japan
(c)YueHua Entertainment
写真提供:YHC