極悪犯罪者 VS 警察 VS 怪人
生死をかけた海上監獄バトルロイヤルがいま、始まる。
本作で初めての悪役を演じたソ・イングク。しかも、演じるジョンドゥは極悪非道な犯罪者で第一級殺人による国際手配犯。演じるにあたり、トレーニングをして身体を作り込み、16キロ増量し見事に難しい役を演じきった!船内で繰り広げられるアクションシーンは、カメラアングルや照明の位置など、入念な準備をして撮影を敢行、ファン必見のクオリティー!
一見犯罪とは無縁にみえ、寡黙で捉えどころのない犯罪者・ドイルを演じたチャン・ドンユンは、キャスティングに悩んでいた監督が、偶然にもテレビで彼が出演するドラマを観たことがきっかけだった。実際に対面した際に「熱くて情熱的な感覚にあふれる彼はドイル役にぴったりだ」と監督は確信したという。女性刑事・ダヨンには、アクションやスリラー作品への挑戦に意欲を示していたチョン・ソミンが抜擢。そのほか、監督とのタッグは3度目のソン・ドンイル、2度目のコ・チャンソクとチャン・ヨンナム、演技力の高さに定評のあるパク・ホサンが脇を固め、次世代俳優とベテラン俳優による完璧なキャスティングが実現した。
本国公開前から世界中の映画祭で注目を集めた本作は、世界4大映画祭の一つに挙げられる第47回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で正式出品され、全世界に先立ちワールドプレミアが行われた。韓国映画ではポン・ジュノ監督の映画『グエムル -漢江の怪物-』以来16年ぶりの招待となり、これまでにない刺激を求めた観客が会場を埋め尽くした。ジャンル映画を扱う映画祭として世界的に有名な第55回スペイン・シッチェス国際ファンタスティック映画祭では、コンペティション部門にノミネートし、審査委員特別賞・特殊効果賞を受賞。そのほか、第28回フランス・エトランジェ国際映画祭 コンペティション部門、第18回アメリカ・ファンタスティック フェスト映画祭ホラー コンペティション部門、第31回スペイン・サン・セバスチャンホラー&ファンタジー映画祭 コンペティション部門、と数々の映画祭にノミネート。「地獄のように面白い」(The Last Thing I See)、「心が折れるほどの衝撃」(The AU Review)、「ゴアムービーの代表作」(Dread Central)と多くの支持を集め、快進撃を見せている。
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