韓国では今年始めに熱い関心を受けた番組「Physical:100」以降、サバイバル番組の多様化が注目されている。今月末に公開予定のNetflix Original「サイレン~炎のバトルアイランド~」に続き、7月tvN「2億9千:結婚戦争」まで多種多様なサバイバル番組の数々が続々と控えている。
先月28日に公開されたWavve Original「血のゲーム シーズン2」(以下「血のゲーム2」)も熱い関心を集めている状況だ。最近、GOODDATA Corp.が発表した5月3週目TV-OTT統合非ドラマ部門の話題性指数によると「血のゲーム2」の順位は先週よりも1段階上昇し2位から1位にあがった。
「血のゲーム2」は最大賞金3億ウォンを前に繰り広げられる熾烈な生き残りサバイバル番組としてOTTで公開される程、暴言や喫煙、飲酒に刺青などこれまでのメディアでは見ることができなかった現実性溢れるシーンの数々がリアリティの極大化を標榜している。デスマッチで脱落したタレントの藤井美菜は「現場が思っていたよりも凄くリアルで驚いた」とも話している。
このように「血のゲーム2」が話題を独占している中、NetflixとtvNでも様々なサバイバル番組の公開を準備している。Netflixは女性24人が6種の職業別にグループを組み未知の島で熾烈にぶつかり合うという生存戦闘サバイバル番組「サイレン~炎のバトルアイランド~」を今月末に放送する予定だ。
先立って「Physical:100」でグローバルな人気に成功したが、今回は職業別の女性グループ間のサバイバルを企画し注目を集めている。各職業軍によって基地があり、突然にサイレンが鳴ると互いの生存を意味する旗を取る基地戦やアリーナ戦闘場での対決など、様々な見どころが準備されている。
そうかと思えば結婚を控えた新婚夫婦らまでがサバイバル戦線に飛びこみもする。tvN「2億9千:結婚戦争」の場合は、結婚資金2億9000万ウォンを前に繰り広げられるカップルサバイバル番組として、7月初めに公開される予定だ。「鋼鉄部隊」でミリタリーサバイバルというジャンルを大成功させたイ・ウォンウンPDと「Physical:100」を通じて全世界の人々を魅了させたカン・スクギョン作家が意気投合した。
このように多様になったサバイバル番組が溢れる現状を前に、リアリティの極大化という評価も出ている。ジョン・ドクヒョン大衆文化評論家は「過去のようにキャラクターショーや人為的な方法のバラエティ番組よりも、今はリアリティを強調している状況です。過去のサバイバルといえば普通は音楽オーディションがあったが最近は更に刺激的な実際のサバイバル、肉体的なぶつかり合いや心理的な裏切りなど、より果敢なものになっている」と指摘した。
しかし現実競争社会でのこのようなサバイバルジャンルへの疲労感は少なくない状況だ。ジョン評論家は「最近はそう考える人が多い。過去の恋愛リアリティが多く登場した時もそんな反応があったが結局このようなサバイバル形式も独歩的な差別性がなかったら自然と市場からなくなるであろう」と見通した。
WOW!Korea提供