K-POPのアルバム市場が着実に成長し続けているという点も、「BTS」のメンバーたちが良い成果を収める肯定的な要因として作用したものとみられる。韓国音楽コンテンツ協会によると、サークルチャートTOP400のアルバム基準第1四半期(1~3月)の累積販売量は、前年の同時期に比べ800万枚ほど多い約2210万枚と集計された。全世界でK-POPファンが増え続けていることを示す結果だと解釈できる。業界関係者らは「アルバム購入はファン活動のスタート地点だ」という。
「BTS」はソロプロジェクトによって、軍入隊による「完全体」活動のブランクに対する懸念を払うことに成功したとみられる。JIN、JIMIN、SUGAの3人はソロアルバムをミリオンセラーにして意味のある足跡を残した。中でもJIMINはアルバムタイトル曲「Like Crazy」で、韓国ソロ歌手として初めて米国ビルボードのシングルチャートHOT100で1位になる大記録も成した。
メンバーそれぞれの音楽性と志向点を明確に知らせたという点も欠かせない成果だ。「BTS」は2013年のデビュー以来、長い間「完全体」活動に重点を置いた活動を繰り広げてきたため、他のグループに比べてソロ活動のスタートが遅れた。そのためメンバーとファンにはソロアルバムが切望されていたが、それが徐々に解消されているようだ。
JIMINはソロ活動を始める時、メディアに配布したアルバム紹介映像で「歌手としてまた新たなスタートだと思う。『Face』はこれまで見せたことのない本当のJIMINの姿が真に溶け込んでいるアルバム」とし、ソロアルバムに対する満足感と愛情を示した。RMも「Indigo」を出す紹介映像を通して「私が感じた情緒、感情、悩みをそのまま収めた、ある意味日記のようなアルバムが完成した。『Indigo』はまた別のスタート」と明らかにした。
一方、こんな中、「BTS」が歌った初のアニメOSTが発売される予定で、ファンの関心が集まっている。最近、総合メディア企業Thymosメディアは、「BTS」が5月14日からSBSで放送予定の3Dアクションヒーローアニメ「BASTIONS(バスティオンズ)」のOST「THE PLANET」の歌唱を引き受けたと明らかにした。音源でも発売される予定だという「THE PLANET」は、完全体の不在で物足りないファンを癒す曲になるとみられる。
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