去る4日に亡くなった歌手、故ヒョンミ(本名:キム・ミョンシン)さんの葬儀が始まった。
個人の葬儀会場は7日、ソウル市ドンチャク(銅雀)区フンソク(黒石)洞のチュンアン(中央)大学病院葬儀場の特別室1号に設けられた。遺族たちはこの日午前10時から弔問客を迎えている。故人の甥である俳優ハン・サンジンも悲しみに暮れ、ヒョンミさんの息子と抱き合ってむせび泣いた。
歌手チョン・フニ、ヒョンスク、ハ・チュナ、Johnny Lee、ソル・ウンドら、さまざまな歌謡界の仲間たちが弔問に訪れた。ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領、パク・ボギュン文化体育観光部長官、イ・ジョンミ元憲法裁判所長、歌手ナムジン、ナ・フナ、イ・ミジャらは弔花を送って追慕に参加した。
ハ・チュナは取材陣とのインタビューで「先輩に関心を持ってくださり感謝している」と泣いた。「私が歌手としてデビューした6歳の時から先輩と一緒にステージに立った。私を『チュナ』と呼んでくれたただ一人の人であり、心強く歌謡界を守ってくださった大先輩が逝ってしまって、とても寂しい。先輩の代わりになれる人なんていない」と遺憾の意を表した。
またハ・チュナは「先輩は男として生まれるべきだったほど活発な人。疑う必要がないほど健康だったので100歳以上は生きると思っていた。今も実感が湧かない。天国で安らかに過ごしてほしい」と話した。
ソル・ウンドは、「ヒョンミ姉さんは、私をとてもかわいがってくださった。良い事があるたびに連絡をくださってお祝いしてくださった」とし「いつも元気で、後輩たちのお手本になった方だ。エネルギーにあふれていて、姉さんを見るだけで元気になれた。驚くほど歌もうまくて、後輩にとってロールモデルのような人だった」と付け加えた。さらに「ヒョンミ姉さんが残した珠玉のヒット曲も胸に残っている。年齢を超越して10代の少女のように生きていた方だが、悲報を聞いてびっくりした。故人の冥福を祈る」と遺憾の意を示した。
故ヒョンミさんは去る4日、ソウル・ヨンサン(龍山)区イチョン(二村)洞の自宅で倒れ、中央大学病院に運ばれたが亡くなった。85歳だった。息子2人はアメリカにいたため、葬儀の準備が遅れた。
葬儀は大韓歌手協会が執り行い、大韓歌手協会監査員である歌手ソ・スナムが葬儀委員長を務める。
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