日本でも話題となった韓国ドラマ「愛の不時着」で共演した2人が結婚するとのニュースが流れたのは昨年の2月のことだった。日本の各メディアも当時このニュースを速報し、ツイッターでは「愛の不時着」「ヒョンビン」「ソン・イェジン」「結婚発表」などがトレンド入りするなど高い関心を集めた。その後2人は翌月に式を挙げた。昨年11月には第1子となる男児が誕生した。
今回のフェイクニュースを受けて、ソンさんの所属事務所は既にユーチューブに対して動画の削除を要請。ヒョンビンさんの所属事務所も今後、しかるべき措置を取る方針という。
韓国メディアのOSENは「最近のスター夫婦関連のフェイクニュースは、あえて仲睦まじい夫婦を取り上げて作られている状況だ」と指摘。「このようなフェイクニュースによる金儲けは根絶されなければならないが、刺激的なタイトルと映像で収益を得る行動は続いていている」と問題提起した。その上でOSENは「ユーチューブはメディアではなく個人放送として扱われるため、現行法ではフェイクニュースは処罰が不可能だ。個別に措置を取ればサイバー名誉棄損罪で処罰できるが、過程や手続きなどは複雑で長期化するため、すぐさま直接的に処罰することは難しい」と解説した。
芸能事務所も法的措置を講じるなどしているが、フェイクニュースは次々と配信されている。事実無根の情報を流されたキム・ヨナさんの所属事務所は「表現の自由だからとフェイクニュースが横行している。芸能人やスポーツ界のスターたちを標的にして、まるで毒キノコのように広がっている」と現状を吐露した。
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