「コラム」康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.259「入隊したナム・ジュヒョク」

韓国ドラマの『スタートアップ』や『二十五、二十一』で堂々たる主役を演じてきたナム・ジュヒョクが3月20日から兵役に入った。俳優として1年半の空白期間が生まれてしまうが、兵役の経験を人生のプラスにして芸能界に戻ってきてくれることだろう。

画像=tvN

軍事警察団を志願
ナム・ジュヒョクは1994年2月22日生まれだ。
韓国の男子は28歳までに兵役で入隊するのが原則になっているので、彼は昨年中に兵役の準備に入っていた。
昨年は2月から4月にかけて主演した『二十五、二十一』が韓国tvNで放送されて大好評を博した。
年上の天才女優キム・テリと巧みに呼吸を合わせて、演技のうえで大いに自信になったことだろう。
そして、昨年後半は新作となるDisney+オリジナルシリーズ『ビジランテ』(原題)の撮影に取り組み、昨年の間に無事にスケジュールをこなした。
そのうえで、ナム・ジュヒョクは1月5日には首都防衛司令部軍事警察団機動隊に志願して試験を受けて合格している。

5週間の新兵訓練

自ら志願して合格したことで、ナム・ジュヒョクが兵役中に軍事警察団に所属することが正式に決定した。
その結果を受けて、3月20日に兵役遂行のために入隊し、5週間にわたる新兵訓練がすでに始まっている。
新兵訓練では、健康診断・身体検査を経たあと、射撃訓練・手榴弾訓練・化学ガス訓練(密室に入って化学ガスを浴びる訓練)・遊撃訓練(山野を進んで目標地点に到達して標的を攻める訓練)・行軍(重い荷物を背負って長距離を早足で歩く訓練)などを行なっていく。
これらが無事に終了すると、いよいよ軍事警察団に所属して本格的に兵役生活に入ることになる予定だ。
『二十五、二十一』では苦学生から努力してニュースキャスターになるペク・イジンの役を演じたナム・ジュヒョク。今度は兵役で成長した姿を見せてくれるだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

2023.03.25