「ソウルファッションウィーク」、進化するK-ファッション広めるグローバル広報大使に「NewJeans」


ソウル市は、3月15日(水)から19日(日)までの5日間にかけて「2023F/Wソウルファッションウィーク」を開催すると発表した。

今回のソウルファッションウィークは100%現場での開催で、ソウルファッションウィーク公式YouTubeで生配信される予定だ。

2023年ソウルファッションウィークのグローバル広報大使に女性アイドルグループ「NewJeans」が抜てきされた。「NewJeans」は、デビューわずか6か月で米ビルボード「グローバル200」でトップ10入りし、2つのミリオンセラーを達成している。ソウルファッションウィーク広報大使「NewJeans」の映像は、2月25日(土)に初公開される。

今回の「2023F/Wソウルファッションウィーク」は、大きく次の3つのイベントで行われる。

【1】30のデザイナーズブランドのファッションショー、【2】27か国から海外バイヤー130人余りが参加する韓国内最大の受注博覧会トレードショー、【3】ファッションと革新技術が融合した様々な市民参加型プログラムで構成されている。

【1】今年韓国を代表する30のデザイナーがF/W(秋冬)シーズンコレクションを披露する今回のソウルファッションウィークにおいて最も目立った変化は、舞台デザインとファッションショーの順番決め方式だ。より躍動感あふれる経験を観客に提供するため、ランウェイを直線から円形に変更する。これはソウルファッションウィークが始まって23年以来の新たな試みだ。一層鮮明に映像美を高める演出が可能になったことで、参加ブランドは新舞台を活用した個性あふれる様々なランウェイを披露することになる。

また、オープニングを除くソウルコレクション・ファッションショー全体の順番を決める際、デザイナーによる抽選方式を採用することで公平性を強化する狙いだ。オープニング舞台は、ソウルコレクション参加ブランド選定審査委員から最高点を獲得したUI:kinのデザイナー、イ・ソンドン氏が務め、ソウルファッションウィークの幕を切って落とす。さらにソウルファッションウィークの成長と発展のため優秀なデザイナーへの支援も強化する。国内外のバイヤーがもう一度見たいショーに選んだ5ブランドには、来シーズンのファッションウィーク時、特典が与えられる。

【2】同期間、国内デザイナーズブランドと海外有数のバイヤーを1:1でマッチングする国内最大ファッション専門受注博覧会「トレードショー」もDDP(トンデムン(東大門)デザインプラザ)のデザインラボ「D-森」にて開催される。今シーズンは世界27か国からの、130人余りの欧州および米州の有力百貨店やセレクトショップバイヤーの誘致を大幅に強化し、B2B受注の活性化効果を高める狙いだ。

またパリファッションウィーク受注博覧会「トラノイ(TRANOI)」には、ソウルを代表する6人のレディースデザイナーが参加するソウルファッションウィーク専用館が造成される。今年はパリだけでなくニューヨークや東京でもソウルファッションウィークのブランド専用館を造成し、国内デザイナーの世界市場進出をより積極的に支援する計画だ。

【3】DDPオウリム・スクウェアでは、ファンション系インフルエンサーが集うライブスタジオや市民がランウェイを間接的に体験できるAI音声認識フォトゾーンなど、ファッションと革新技術が融合した様々な市民参加型ブースを「K-ファッションストリート」として造成し運営していく計画だ。

一方ソウル市は、ソウルファッションウィークのファッションショーの敷居を下げ、市民との接点を拡大するために、市民招待イベントを2月23日(木)~3月6日(月)まで行う。ソウルファッションウィークのホームページにて希望のショーを選択し申し込みをすれば、当選者には3月7日(火)から招待状が発送される。

ソウル市のキム・テギュン経済政策室長は「コロナトンネルを経て、中小ファッション製造業者の競争力と競争環境は悪化し続けており、ファッション業界の両極化が進んでいる」とし、「ソウルファッションウィークを競争力のある韓国デザイナーの海外進出の登竜門に、そしてK-ファッションの競争力を高める原動力にする。大手バイヤーの購買意欲を高め、有名デザイナーを育成し、市民参加を促すことで、ファッション産業の裾野を広げる狙いだ」と述べた。

ソウルファッションウィーク公式YouTube
https://www.youtube.com/@SFW_official

WOW!Korea提供

2023.02.24