『二十五、二十一』はペク・イジン(ナム・ジュヒョク)とナ・ヒド(キム・テリ)のラブストーリーがメインだったが、同時に、コ・ユリム(キム・ジヨン)、ジウン(チェ・ヒョヌク)、スンワン(イ・ジュミョン)を加えた5人の青春群像劇であった。
忘れられない追憶
『二十五、二十一』で脚本家のクォン・ドウンは素晴らしい物語を作った。
それは創造的であり、叙情的であった。
何よりも、テーマが明確だった。その一つが「その年の夏は私たちのものだった」ということである。
こうして、5人が夏に忘れられない修学旅行を楽しんだ。それは、人生の宝物になる思い出を作った。
確かに、愛と友情は永遠ではなかった。
永遠だと思ったことは錯覚だった。
しかし、その錯覚に意味があった。
後に振り返ったとき、錯覚できたことを感謝できる自分がいた。
それこそが「形を変えた永遠」なのかもしれない。
誰にも、忘れられない追憶がある。
そこでは、みんなが輝いていた。
その瞬間だけは永遠に変わらない。
「その年の夏は私たちのものだった」
誰にもある最高の瞬間をいつも思い出させてくれるドラマがまさに『二十五、二十一』だった。
その放送から1年近くが経つが、その輝きは失われていない。むしろ深みを増している。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)+「ロコレ」編集部
『二十五、二十一』礼賛!/第2回「各話のエンディングが素晴らしい」