AIニュースキャスターから音声記者まで…Arirang TV、MAXプロジェクト試演会=韓国

Metaverse分野としては6つの中小ベンチャー企業と共に今年初めに開発した“ReadyPlay”というMetaverseプラットフォームとアリランメタ放送局を通じてK-POP生放送番組を仮想空間で中継する。アリランメタ放送局では現在9つの仮想空間スクリーンチャンネルに遅延(生放送時、スタジオ現場と視聴者が見ているMetaverseスクリーンに転送速度の差がない)映像転送技術と放送社主制御室の編成創出と同一の方式で仮想空間スクリーンに放送する。(放送社の主制御室を介せずにオンラインを通じて放送)

現在自治体と協力し独島館、旌善館、アリランメタ放送局で“Dokdo Flashmob”ものまねゲーム、韓服体験、アリラン歌唱、K-POP番組認証ショット等の韓国文化体験イベントが進行中だ。今年12月末まで行われる予定で自身のアバターとしてイベントに参加し選定を通じてK-Brandイベント景品が贈呈される。

XR(拡張現実)分野としては生放送が可能なオンリアル仮想スタジオを披露した。スタジオ内に6つのスクリーンを構成した派手な仮想スタジオでは英語と韓国語を自然に駆使するムン・ゴンヨンAIニュースキャスターが出演し番組を進行する状況を試演した。AI技術と高効率XR技術で既存にある物理的なスタジオセットの限界を克服したエコ仮想スタジオセットを活用した番組を創り上げた。

最後に試演会場のロビーに位置するArirangTV Smart Live Studioで副調整室とスタジオを統合したオープンスタジオ説明があった。先立って試演したMetaverse、AI、XRは今年構築したIP(Internet Protocol)製作スタジオであるArirang TV Smart Live Studioを通じて、融合された仮想と現実を行き来する新しい放送コンテンツとして作っている。

最新IP(Internet Protocol)技術で生放送を主に進行しているが放送装備の自動化コントロール(カメラウォーキング等)を通じ少ない人材としても効果的に放送運営が可能だ。また既存放送カメラなくしてもスマートフォンをカメラとして使用しPDと出演者が自由自在に望む撮影が可能、技術監督が演出に関与したりもする。Arirang TV Smart Live Studioを導入しながら既存放送の職務間境界線が崩れ複合的で創意的な職務へと変化したり新しい職務が新設したりもした。PDがテクニカルPDとして、技術監督がクリエイティブ技術監督として役目が拡張され既存になかった職務としてはXR(拡張現実)Level Designer、AI運営監督等が新設された。

Arirang TV Smart Live Studioでは生放送をしながらIP(Internet Protocol)環境での視聴者創出サービスがワンストップで進行された。(製作と創出が二元化されていた既存人材とシステムが統合された)YouTube等のプラットフォームで高品質4K生放送映像を視聴者へすぐに伝達することは勿論、AI連動オンラインシステムを活用したAI多言語サービス、多チャンネルサービス(同時に複数のチャンネル運営)が可能だ。

Arirang TVのチュ・ドンウォン社長は“経営合理化の一環として推進してきたAI等、融合技術を活用した放送実用化が実現された点でとても驚異的な成果として評価できると思います。2023年に本格的なMAXプロジェクトとして創り上げた新しい放送製作フォーマットとサービスは、国内放送環境でとても先導的なシステムとして放送界の新たな革新事例になると予想します」と話した。特に「仮想現実 セットの場合、多くの実質的なセット製作費用と設備が大幅に減少されたことは勿論(木材や鉄製等の物理的なセット素材を使用せずにグラフィックで処理)エコスタジオ製作事例としても世界の他放送局への良い革新モデルになることでしょう」と付け加えた。

WOW!Korea提供

2022.12.03