「イベントレポ」CNBLUE、5年ぶりの日本ツアーを開催。攻めた“神セトリ”で「CNBLUE FOREVER!」

アンコールでは「やっぱりCNBLUEはライブが最高!幸せです。この武道館でまたライブができて幸せです」と感慨深げなヨンファ。ギターを手に取ると「2010年に帰ります」と韓国デビュー曲「ひとりぼっち(I’m a Loner)」を熱唱。そこからラテン調の韓国最新曲「Love Cut」へ11年の歳月をワープし円熟味を感じさせると、「You’re So Fine」でキュートさを爆発させる。こういうギャップもCNBLUEの魅力だ。

ジョンシンが「この日を迎えるのに5年かかりました。長かったけれど、この時間があったからこんなに幸せを感じられました」と言うと、ミンヒョクが「最初に“ただいま”と言いましたが、本当にそう思います。僕たちの帰る場所を守ってくれて感謝です。これからも僕たちと一緒に行きましょう!」と熱く語る。

ヨンファが「最後に日本でライブをしたのが「Starting Overツアー」(2017年)でした。あの時は“またすぐに日本に戻ってきます”と言ったのに、長い時間がかかってしまいました。その間に僕たちもたくさんの悲しい想いや辛い想いをしました。でもその時間があったから僕たちは強くなれたし、こんなにも絆が強くなった。CNBLUEとBOICEの絆は永遠です。心の底からそう思っています。皆さんは僕たちのそばに、僕たちは皆さんのそばに……、ずっとずっと一緒に!」と言うと、会場からは長く大きな拍手が。そして、「3人になって、武道館でライブができるのだろうかと思った時間もあったけれど、できて幸せです。来てくれてありがとうございます。これからも全力で頑張ります。いい曲で、いいライブでずっと会いましょう!」とファンに感謝を伝えると、「「Starting Overツアー」で、次のライブではもっと大きなワイパーをしましょうと約束しました。これからしましょう! 素晴らしい1日をありがとうございます。本当にGlory Daysでした!」と言うと、ラストの「Glory Days」で手を大きく左右に振るワイパーで会場中のファンが一体に。5年かかっても約束を果たしてくれた彼らに、ファンも感無量の面持ち。5年ぶりの日本公演でCNBLUEは、音楽に懸ける生きざまと、これからもロックし続ける決意を見せてくれた。

CNBLUEはこの後、12月に事務所のファミリーコンサートである「2022 FNC KINGDOM - STAR STATION -」(12月17日(土)、18日(日)@幕張メッセ)に出演。ヨンファは今秋に行ったソロコンサートのアンコール公演「JUNG YONG HWA JAPAN CONCERT @X-MAS ~WELCOME TO THE Y’S CITY~」を12月24日にパシフィコ横浜国立大ホールで行う予定。また、12月から放送されるTBSと韓国SBSグループ、FNC ENTERTAINMENTによる日韓合同アイドルボーイズバンド結成プロジェクト「THE IDOL BAND : BOY’s BATTLE」の韓国プロデューサーに就任し、後進の育成も目指す。

取材・文/坂本ゆかり

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2022.12.01