STAYCの日本デビュー曲「POPPY」を聞いてみた!


STAYCの日本デビュー曲「POPPY」を聞いてみた!

「STAYC」は2020年に韓国で結成された、6人組ガールズグループである。

今回レビューする「POPPY」を含め、彼女たちの楽曲は、数々のヒット曲を生み出してきた二人から成る作曲家コンビ「ブラック・アイド・ピルスン」がプロデュースを手掛けている。

「POPPY」とは、「ヒナゲシ」という花を表す言葉だ。花言葉には「いたわり」「思いやり」「恋の予感」「別れの悲しみ」「心の平静」「休息」などがあり、歌詞に「恋愛や友情さえも無理しなくていいよ ありのままいたいから」とあるように、「いたわり」や「思いやり」といった意味で使っているのかもしれない。

サビでは題名の「POPPY」から最後「POPPY Love」で〆ている。単語で使われる「POPPY」とは異なり、「POPPY Love」は「幼いころの淡い恋」という意味があることから、恋愛や友情、人生観など聴く人によって色々な解釈が可能な曲だと感じた。

曲はやはりブラック・アイド・ピルスンらしく、メロディー重視の楽曲のようだ。彼らの楽曲の特徴は、とにかくメロディーを最優先にし、それを際立たせるための道具として、ギターやシンセサイザーといった楽器があるだけだというような音のバランスだ。時代の流行を追いすぎず、今ある音の組み合わせで新鮮さを出すのが非常に上手い。

今回の楽曲も、少しレトロちっくなハウステンポといったところだろうか。ライブで盛り上がるというよりかは、元気のない朝や登下校、出退勤に聴きたくなるような楽曲だ。サビの「POPPY POPPY」が繰り返されることによって、1度聴くともう1度聴き返したくなるような中毒性がある。

WOW!Korea提供

2022.11.26