韓国で今一番の人気曲!「事象の地平線」を知らないなら、これを読んで!


音源発売から222日後に音源チャートで1位をとった、今韓国で一番の人気曲「事象の地平線」を知らないなら、これを読んで!

韓国歌手「ユンナ」が今年3月に発売した6th アルバムのリパッケージ版『END THEORY : Final Edition』のタイトル曲である「事象の地平線」。

懐かしのJ-POPを感じさせるメロディラインと、美しくも哀しさを帯びた歌詞が特徴的だ。題名の「事象の地平線」とは、ブラックホールの光が抜け出せるギリギリの境界線のこと。「事象の地平線」より先の情報は、人類は知ることができない。そんな予測不可能な宇宙と人類の境目をモチーフに、別れとそれを乗り越えた先の物語を描いた曲である。ユンナは作詞作曲に参加した。

この曲がチャート逆走をするきっかけとなったのは、約3年ぶりに開かれた大学の学園祭にユンナが出演したことにある。コロナ禍によって自粛されていた学園祭が今年から復活し、「フェスティバルの女王」と呼ばれているユンナが学園祭や多くのイベントへ出演した。その結果、「事象の地平線」を生で聴いた観客を中心に徐々に人気が広まっていき、チャート逆走を始め、発売から222日後に音源チャートで1位を達成した。

この曲について「J-POPを感じさせる懐かしいメロディライン」と言ったが、それは彼女が2004年にシングル『ゆびきり-日本語version-』で日本デビューを経験した人物であることが理由として挙げられそうだ。日本デビューから2年後に活動が韓国のドキュメンタリー番組で紹介され話題となり、そのまま母国でデビューすることとなった。2015年を最後に日本での活動はほぼしていないが、以上のような経緯があったため、彼女の曲にはどこか懐かしいJ-POPの要素がチラチラと顔をのぞかせる。

そして彼女の一番のヒット曲と言えば、2007年発売の1st アルバム「告白日和」のタイトル曲「パスワード486」だが、それを彷彿とさせるフォークロックテイストの楽曲であったことも人気となった要因の1つだろう。
J-POPテイストだけでなく、曲のジャンルも韓国人にとっては当時のユンナを思い出させるような曲調で、それに加えてどこか恋しさを感じる歌詞が全てピッタリとハマったことで今日のような爆発的ヒットを生んだのかもしれない。

「ここは私たちの終わりじゃなく 新しい道の曲がり角 慣れに本心を騙されないで 1つ1つ思い出が浮かんでくると もっと恋しくなるだろうね ありがとう だけど今はもう 事象の境界線の向かい側に 」

WOW!Korea提供

2022.11.09