「インタビュー」ドラマ「君たちは包囲された! 」Ara「イ・スンギさんは本当に面白い。いつも笑っていた」

ドラマ「君たちは包囲された! 」Ara「イ・スンギさんは本当に面白い。いつも笑っていた」

俳優イ・スンギとチャ・スンウォン2 大スターの夢の共演、そして、女優Araがヒロイン役を好演。すべての女性が夢に見たツンデレ・バディ・ラブコメディ「君たちは包囲された!-アクシデント・ラブ-」のDVD&Blu-ray SET2が6月3日(水)発売。

このたび、ヒロイン役Araのオフィシャルインタビューが届いた。

−このドラマに出演を決めた理由は?
まず、シノプシスがとても面白く読めました。作家さん、監督さん、そして一緒に出演することになる俳優さんたちを見て興味を持ちましたし、またジャンルが面白く、愉快そうだという気がして出演を決めました。

−オ・スソンというキャラクターについて説明してください。
正義感に燃えた情熱的な人物だと思います。考えるより先に体が動き、言葉より行動が先にたつキャラクターです。それでウン・デグが「チョデュ(鳥頭)」(ドラマ字幕訳では<バカ女>)というニックネームを付けてくれたりしました。スソンの序盤でのキャラクターは、社会人になったばかりで、情熱だけが先にたち、失敗だらけの女性という説明を聞きました。それから、スソンの役作りを一つずつ始めていったのです。

−キャラクターのどのような点に魅力を感じましたか。
20代半ばの、自分と同じ年頃の女性の話なので、まずそこに魅力を感じました。社会人になったばかりの女性が繰り広げる失敗を、コミカルに少し誇張して描いています。名前と同じオ・スソンな(韓国語で「落ち着きのない」)キャラクターが可愛いと思いました。

−スソンとAraさんでは、似ている部分はありますか。
やはり似ている部分はありますね。私の出演が決まってから、私の中にあるキャラクターをスソンに描き込んだので、私と似ている部分がたくさんあります。スソンに共感できる部分も多いし、これはイヤだなと思う部分もたくさんあります。

−このようなキャラクターを、どこにポイントを置いて演技をされましたか。例えば「応答せよ1994」で演じたキャラクターと似ているとも言えますが、そういうことにプレッシャーはありませんでしたか。
スソンは父を早く亡くしていますが、そういう生きてきた環境が「応答せよ1994」で私が演じたナジョンとは違います。私はスソンに対して、ナジョンとはまた違った魅力を感じました。ですから、強いて「応答せよ1994」のナジョンと違わなくちゃいけないと思うより、この2人は似た価値観を持っているけど、もう少し面白く、もう少し違う表現ができて良かったと思っています。また、スソンの基本的な価値観は私にとても似ている部分があるので、明るく肯定的でエネルギッシュな元気のある部分を、多くの状況を体験していくスソンの姿を通じて表現できたのがよかったですね。何よりも、スソンが人との関係を通して成長する姿をお見せできたかなと思います。人間的で希望にあふれた部分を表現できました。

−江南警察署では紅一点の女性警官ということで、現場の人気を独り占めしていたようですが、撮影現場の雰囲気はどうでしたか。
本当に撮影現場が面白くて。なかでも、P4のメンバーは本当に愉快で現場を楽しくしてくれました。先輩たちのおかげで、現場ではリラックスできましたね。みなさん、笑わせてくれるキャラクターで、メイキングフィルムを撮って見せてあげたいと思うほど。楽しく仲良く撮影が進んだのが記憶に残っています。

−江南警察署のメンバーを演じた俳優さんたちの第一印象は?共演してみて、そのイメージが変わった人はいましたか。
アン・ジェヒョンさんは、ウィットに富んだ方だとは思っていましたが、あんなにユーモアのある方だとは知りませんでした。イ・スンギさんもとても面白い方でした。パク・ジョンミンさんは、最初は少し人見知りな方かなと思ったのですが、知れば知るほど面白くて、後になると演技についての真面目な話もたくさんしました。撮影現場では彼が一番ユーモラスで、みんな笑ってしまってNGが出ることもありました。チャ・スンウォン先輩は意地悪ないたずらをよくやるんですが、それがイタズラ小僧みたいで、見れば見るほどかわいくて、面白くて……。ソン・ジル先輩やソ・イスク先輩は、言うまでもなくとっても性格がいい方でした。一見、厳しくて怖い先輩のように見えますが、私にも気遣いをしていただいて、おかげで現場ではとてもリラックスできました。ソン・ジル先輩とチャ・スンウォン先輩は、まるで即興劇みたいに、その場で演技をつけるんですね。いろんなパターンの演技を見せていただいて、多くのことを学びました。先輩たちのアドリブや即興演技が忘れられません。

−Araさんもアドリブを?
撮影の中盤以降は、ほぼ徹夜での撮影となりましたから、もう眠くて眠くて、酔っぱらったみたいな状態で撮影をしました。それで、感嘆詞や擬声語なんかは、みんな自分の中から自然に出たものでした。友人たちがドラマを見て「自然に聞こえたよ」と言ってくれたりもしましたね。

−ウン・デグ役のイ・スンギさんとは同級生という設定です。共演してみてどうでしたか。
イ・スンギさんは本当に面白い方で、いつも笑っていました。私もリラックスできましたし、本当に笑っていた記憶しかないんです(笑)。カメラが回っている時も、回っていない時も、いつでも笑いながら撮影ができました。

−ソ・パンソク役のチャ・スンウォンさんに学んだことがあったら教えてください。
いつも熱心に脚本を読んでいて、台詞の発話や用法が正確でした。難しい台詞をNGなしにしゃべる姿を見て感動しましたし、見習わらなければと感じました。熱心に準備して演技に臨む姿勢には刺激を受けましたね。もっとスンウォン先輩とからむ部分があったらよかったと思うのですが、パンソクはデグとのからみが多いので、私とは一緒に演じる場面が少なくて、とても残念でした。本当に、憧れの先輩ですね。私もあんな刑事になりたいと考えるくらい。とっても素敵でした。

−NGをたくさん出した場面はありますか。
あります。4話の軽食屋のシーンでセットに入りました。徹夜明けで疲れきった状態だったのですが、すごくエネルギーを要求される芝居で、その時「もう一回お願いします!」と言ってNGを出しました。スタッフもキャストもみんな大変だったのに、先輩たちも私がもう一度やれるように協力してくれました。私も一生懸命に演じようとして、テイクを重ねたのですが、周囲の人たちが手伝ってくれました。

−それは、スソンの感情がよくつかめなくてNGを?
体も疲れていたところに、強い芝居が必要とされて……。それでも監督さんはオーケーを出したんですが、私はもっとやれると思って、何度も「もう一回お願いします」と叫んだんです。監督さんと先輩方の配慮に感謝したのを覚えています。

−撮影には苦労されたようですが、撮影中の体調管理はどうしていますか。
イ・スンギさんから頂いたサツマイモが、ありがたかったですね。小さな(指ほどの大きさの)サツマイモなんですが、本当に美味しくて。このサツマイモひとつで、力が湧いてきたように思います。差し入れの食べ物は、全員で分け合って食べるんですよ。「豆一粒も半分に分けて食べる仲」という言葉がありますが、それですね。特に果物のような体に良いものを分け合って食べながら、みんなで力を出したみたいです。やっぱり、食べ物のパワーですね(笑い)

−このドラマの見どころと、日本のファンへのメッセージを。
このドラマは、強力班の刑事たちに実際に起こる事件と、刑事たちのキャラクターの魅力を見せてくれるドラマです。まじめなストーリー展開もありますし、変装して捜査するなど面白いエピソードも多く、各人のキャラクターが魅力的で、そのような部分に面白みを感じることができるのではないかと思います。そうして、物語を通じて成長していく、名前もオスソン(落ち着きのない)な私、オ・スソンの姿や、パンソクとデグ、スソンとデグなど登場人物の織り成すさまざまな人間模様に、温かい感情を感じることができると思います。ありがとうございました。

■「君たちは包囲された!-アクシデント・ラブ-」
【セル】
・ DVD&Blu-ray SET1好評発売中
・6月3日(水)発売 DVD&Blu-ray SET2
価格:各¥24,000+税

【レンタル】
・レンタル開始 Vol.1〜5好評レンタル中
・6月3日(水)レンタル開始 Vol.6〜10
・7月2日(水)レンタル開始 Vol.11〜16

発売元・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
(C)SBS

WOW!korea提供

2015.06.02