昌慶宮は李氏朝鮮時代の宮殿で、1909年に日本が昌慶宮内の宮門や塀を壊して動物園と植物園をつくり、「昌慶苑」として一般に開放した歴史がある。
タク・ヒョンミン(卓賢民)元大統領府儀典秘書官も、今回の撮影を受けて、この歴史を絡めて尹大統領が大統領府を開放したことを批判。卓氏は「日本が昌慶宮を昌慶苑にした理由は、植民地となった国民に娯楽を提供することで大韓帝国の権威を落とし、新権力の日本帝国主義に対する好感を得るための手段だった。果たして尹政権の青瓦台閉鎖はどんな理由だろうか」とした上で、「尹政権の青瓦台閉鎖は、手続きや過程、そして期待効果の面で全て失敗した」と批判した
一方、ネット上では「新鮮で映える」「エジプトのピラミッドやフランスのベルサイユ宮殿でもこうした写真を撮るよ」「国家の品格云々言う話ではないだろう」と撮影を許容する意見も上がっている。
文化財庁は23日、コメントを発表し「74年ぶりに国民に開放した青瓦台で、韓服ファッションの撮影をし、『開かれた青瓦台』を改めて紹介したかった」と釈明。「今後、青瓦台で行われる撮影や使用許可の基準を厳格化し、青瓦台の歴史と象徴性が損なわれることのないよう、慎重に対応していく」としている。
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