「インタビュー」後編「防弾少年団」、音楽番組で1位になるべき時…タイトル曲に力を入れた

 

20150523-2bdsd-1人気グループ「防弾少年団」は8か月ぶりに180度変身して戻ってきた。「Boy In Luv」のように強烈なパフォーマンスと音楽から、強烈さと叙情的な感性を生かした感じだ。「花様年華pt.1」と書かれたピンクのジャケットは、「防弾少年団」に合うような、合わないような妙な調和を成していた。

「防弾少年団」は4月29日、ニューアルバム「花様年華pt.1」を発表し、青春の不安について語った。凄絶な恋の歌「I NEED U」をタイトル曲にしたが、あまりにもほろ苦い恋、もしくは青春を彼らなりの方法で語った。

「防弾少年団」の新曲「I NEED U」は強烈で速い電子音と共に叙情的でポップな感じまで出して聴く者を楽しませた。終わってしまいそうな恋のために不安になる気持ちは青春の二つの部分のうち「不安さ」に焦点が合わされていた。

何より「防弾少年団」は今回のタイトル曲に力を注いだ。聞く人に配慮され、楽にゆっくりと聞くことができるように仕上げられている。もちろん「防弾少年団」のカラーを失わない範囲で。特にリフレーンが中毒的に頭の中でグルグルと回る。

「タイトル曲に力を注ぎました。作業も普段より3〜4倍の時間をかけたと思います。一旦、聞く人に配慮したということを分かっていただけたらうれしいです。以前は『歌はいいけど聞くのはつらい』という反応があり、今回は楽にそしてずっと長く聞けるようにしました。」

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「防弾少年団」が力を注いだ新曲「I NEED U」は、表面的には去っていく、冷めていく恋にしがみつきたいという切々とした思いが込められているが、これは青春に置き換えて考えた時も同じ感じだ。一番美しく咲くが、時間と共にしぼんでしまう青春と恋がオーバーラップされている。前回のアルバムの「Boy In Luv」の延長とも言える。

「タイトル曲の『I NEED U』の歌詞は終わっていく恋にしがみつこうとする内容ですが、その切なる思いが青春と同じだと思いました。熱く燃え上がって冷めていくじゃないですか。青春も同じだと思います。」

今回の音楽はもう少し叙情的だというが、パフォーマンスは相変わらず「防弾少年団」らしい強烈さにポイントを置いている。インタビュー前に見たダンス練習の映像は本当に驚きであった。「歌をこんなふうにも表現できるものなんだな」という思いと共に「このダンスと歌をどうやって同時にやるのだろうか」と心配すら覚えた。メンバーは「いつもしている通りに」という反応だった。

「パフォーマンスはやっぱり強烈でしょう。実際に今回はジャケット写真のイメージから違うじゃないですか。本当に『防弾少年団』なの?って思うかもしれません。そういった部分から僕たちの意図が見えると思います。(PCなどで見ていたら)とにかく写真を先にクリックするじゃないですか。『こんな音楽もできる』というのを見せたかったんです。今までは意図したとおりによく流れてきたと思います。イメージとストーリーがあって、変化にも理由があるんです。」

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長い間努力してきた分、成績に神経を使わずに入られない。特に最近は毎日のように発表される新曲がインターネットの音源サイトで時々刻々とアップデートされ、1時間単位で順位が集計されるだけあり、リーダーであるRAP MONSTERが特に気を使ったという。

「正直言って確認しますよ。たくさん気を使ったと思います。もう言っちゃいますよ(笑)。結果論的な成績だから確認をしなければならず、僕がチェックをしてメンバーに伝えます。」

同時に「防弾少年団」は今回のアルバムで音楽番組での1位を目標にした。2013年にデビューして1位候補に挙がったことはあるが、1位を獲得したことはまだない。「一生懸命に準備した分、いい成績を収めたい」というのは誰にでもある気持ちだ。デビューしてから3年目となる「防弾少年団」にはことしがとても重要な時期でもある。

「音楽番組で1位になりたいです。このタイミングでならなければいけないと思います。誰でも一度は夢見るじゃないですか。後悔のない活動をしたいですね。」

ちょうど青春時代を迎えている「防弾少年団」。そして不安だが熾烈に青春を送っている彼らは、後に「自分が選んだ位置でよく戦った」と思いたいという。彼らが10年、20年後に思い出したい青春とはそういうものだそうだ。

「たぶん『結局やり遂げたな』と思っているでしょう。激しく暮らしてやり遂げたと思い、過酷に生きてここまでやったんだと感じたいです。みんな夢に対して大きいみたいですね。」

WOW!korea提供

2015.05.23