表紙に登場するHIKAKINさんは、新潟から上京し、スーパーの店員として働いていたころ、社員寮で撮影しアップした1本の動画で人生が変わります。「当時、バズるという言葉はなかったと思いますが、まさにすごいバズり方をして、鳥肌立ちっぱなしでした」と語ります。それからの活躍は誰もが知るところ。本人が「まさか人生がこんなにYouTube一色になるとは思わなかった」と言うほどで、今ではチャンネル登録者数1千万人超を持つ、世界に影響を与える存在です。HIKAKINさんは、「時代が変わるなら、それに合わせて僕は180度変える」「変わると楽しい。これにチャレンジしたらまたバズるんじゃないかって。それが好きです」などと、こだわりを持ちながらも、柔軟に変わる姿勢を貫いていると言います。そのほか仕事への向き合い方などをじっくり語った貴重な内容です。HIKAKINさんのインタビューに合わせ、巻頭特集でも「デジタル戦国時代」を取り上げました。日本語版登場から15年が経ったYouTubeが、時代をどう変革してきたか、今後どんな進化を遂げるのかを分析。また、居場所だけでなく滞在時間やスマホのバッテリー残量まで共有し合う若者に人気の地図SNSにも注目。大人世代が理解に苦しむほど様々な情報を共有するZ世代の目的は、いったい何なのか――世代を超えた使い方を詳報します。
Photo Boy ことSnow Manの向井康二さんが、第一線の写真家から撮影や写真の神髄を教わる「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」。連載スタートから2年余り、技術も視点も心も著しい進化を遂げているPhoto Boyの作品20点を、「誌上写真展」としてお届けします。セルフポートレートに始まり、身近な人々、仕事の合間や日常のなかでふと目を吸い寄せられた風景や出来事……撮影の状況や意図、写真に込められた思いを、向井さん本人が明かしてくれたのはもちろんのこと、ハービー・山口さん、平間至さん、浅田政志さんら、過去の先生方がコメントを寄せてくれました。「写真撮ってるってキャラクターも浸透してきたけど、技術も、もうちょい伸びしろがあるかな?と。プロに追いつくぐらいやりたい」「写真といえば、みたいな存在になれたらいいなって思ってます」と向井さん。作品を通して、向井さんが日常に向けるまなざしや心に触れられる20点は、もちろん本誌独占です。
ソロ活動専念という衝撃の発表をしたBTSについての記事も掲載。メンバーが約1時間、決断に至るまでの感情の動きを本音で語り合った内容について、これまでBTSに直接取材経験のあるライターが分析しました。そして、その1時間の動画のうち、今後の活動について語った部分の日本語訳を約5500字で収録しました。詳細にお届けするため、通常のAERAの記事よりも小さい文字でギュッと詰め込んでいます。濃い内容をぜひご覧ください。
King Gnu井口理さんの好評連載「なんでもソーダ割り」は、最後のゲストであるスタジオジブリ・プロデューサーの鈴木敏夫さんとの対談の4回目です。今回は、井口さんからの「鈴木さんはこれまで、どうやって苦境を乗り越えてきたんですか?」という質問から、生き方についての深い対談が始まります。「大事なのは、無責任になること」「他人から隔絶されたところで『自分って何だっけ?』と考えなきゃいけない」など、鈴木さんの人生哲学が随所に織り込まれています。貴重な対談をぜひ読んでください。
ほかにも、
- プーチン「大帝」の夢想
- 円安に歯止めがかからない 日本の国力が沈んでゆく
- コロナ禍より食料不足が深刻な北朝鮮
- サッカー日本代表の課題と収穫
- フィギュアスケート 年齢制限が15歳から17歳へ
- 健康診断数値、これだけは気をつけろ
- 進化を遂げた 令和版“干物女”
- 「駅の達人」に聞いた「行きたい駅ベスト11」
- 「ナパーム弾の少女」撮影から50年
- 是枝裕和インタビュー 新たなつながりを探る
などの記事を掲載しています。
※発売日の6月20日(月)正午からは、公式ツイッター(@AERAnetjp)と公式インスタグラム(@aera_net)で、最新号の内容を紹介する「#アエライブ」を行います。ぜひこちらもチェックしてください。
AERA(アエラ)2022年6月27日号
定価:440円(本体400円+税10%)
発売日:2022年6月20日(月曜日)
https://www.amazon.co.jp/dp/B09ZG7G6KX