「取材レポ」クォン・サンウ、元祖韓流オーラで魅了! 撮影途中のDr.パク・テシンも登場!?

 4_IMG_8985

現在韓国で放送中の、MBC水木ドラマミニシリーズ「メディカルトップチーム(原題)」で秀でた実力を持ち、思いやり溢れる医師役を好演中のクォン・サンウ。

今年1月に韓国で放送され、日本では5月にKNTVで日本初放送された「野王」の再放送開始にともない、主演を務めたクォン・サンウを迎えて「クォン・サンウ スペシャルナイト With You」と題したイベントが、11月4日大阪・大阪国際会議場メインホールで、6日には東京・東京国際フォーラムホールAにて開催された。

 20131106-ksw

ドラマチックな音楽と拍手、そして歓声が沸きあがり、黒いスーツ姿で登場したクォン・サンウは、青いペンライトが瞬く客席に「こんばんは。お会いできてうれしいです。みなさんお元気でしたか?ずっと皆さんのことが気になっていました。とても会いたかったです」とあいさつ。ファンとの再会のよろこびを伝えたクォン・サンウに客席がさらに大きな歓声を送ると「何だかもう韓国に帰るのがイヤになっちゃいました」とファンの心を一気に掴んでスタート。ファンに会って余裕のある時間を持てておいしいものも食べたとし「帰るとまた辛い撮影が待っているので本当に帰りたくないです」と近況を報告し、笑いを誘った。

 7_0H5A0974

スエ、ユンホ(東方神起)らとともに出演し、本人にとっては3年ぶりのドラマ復帰作となった「野王」では、反転を繰り返すスリリングな展開の中で、愛ゆえに復讐の道を行くハリュを熱演。ハイライトシーンを見ながらハリュの愛について「愛すれば、その人のために何でもしてあげたいという気持ちになりますが、今回は裏切られた衝撃がとても強くて」と、シリアスにコメントした後、すぐに「ああいう女性と会ってはいけません」とつけ加えて、会場は大爆笑。また「スエさんの演技が上手だったので、僕も集中することができました。またスエさんはキレイな人でしょ。そんなキレイな人が次々とひどいことをしかけてくるから、ますます憎らしく見えますよね」などと撮影当時を振り返った。

 6_0H5A0766

また、クォン・サンウは現在撮影中の「メディカルトップチーム(原題)」について、「今回は初めての医者の役です。医学的に素晴らしい技術を持っていて心の温かい感性の強い役柄です。胸部外科の医師役で。手術のシーンもあるので、実際に撮影に入る前に肺ガン手術の様子を見せてもらいました。衝撃的でした。単なる“職業”ではないと感じました。初めは怖かったのですが、いつの間にか集中して見ていました。これまで生きてきて手術を受けるような大きな病気にならずに過ごせたということは、とても大きな幸せだと感じました」と本作に取り組みながら感じた思いを率直に語った。そして突然準備された白衣を羽織って、パク・テシン医師(クォン・サンウの役名)に変身、ドラマの世界を味わうひとときが演出されファンは期待に胸を膨らませた。

 

続く「サンウに聞きたい!あれって本当!?」のコーナーは、「質問がつまらなかったら(答えずに)次の人に行っちゃいますよ!」と優しく甘い微笑に、イタズラっぽい茶目っ気たっぷりの一言で始まった。クォン・サンウが自らステージを下りて直接客席を回りながらファンに接近、身近で質問を受けた。 ざわめく会場を“ドキドキワクワク”心地良い緊張感で盛り上げて、「今回のドラマで一番苦労したことは」と出演中の「メディカルトップチーム」に対する質問に「他のドラマに比べて徹夜での撮影が多いので、本当に大変です。手術シーンがたくさんありますが、本当に長い時間をかけて撮影をします。テレビで見るとそんなに長い時間ではないんですけどね」と、撮影秘話を明かした。

3_0H5A0554

次に「芸能人でお酒を飲んで一番楽しい友達は?」で、「そういえば芸能界の人とは、しばらくお酒を飲んでいないんですよね。ん~、結婚前はソン・スンホンとよく飲みましたね。あっ!最近お酒を飲んだ芸能人は(日本語で)チョン・ウソンさん!」と回答。一旦質問を聞いた後で、興味が無い面白くない質問には答えず次の人に移ると再度話したクォン・サンウは、6歳の少女に近づき、うれしそうに抱き上げ会場の視線と羨望を集めた。が、少女はあまりにも緊張した様子で、それを察するようにクォン・サンウは頬に口づけをし「本当にかわいいですね」と笑顔で。ファンの微妙な思いが歓声となる中で、少女の母親は「この子は『野王』を見てサンウさんのファンになって、今日も本人が来たいと言ったから来たんですけど…」と説明。クォン・サンウは「ハリュさん(だよ)」と日本語で優しく自己紹介。「本当にかわいいお嬢さんですね。息子のフィアンセにどうかな?今度は僕の息子とも会おうね」と、私生活での父親の顔もチラリ。

「みなさんと近くで会えてよかったです。また、みなさんが喜んでいる姿を見て僕もうれしかったです。それから、いつも僕のDVDを観てくれているお母さん、これからも僕のDVDを観てますます元気になって欲しいです」とコーナーを温かく締めくくった。

 2_0H5A0520

次のコーナー「みんなでつくろう!ファンクラブCM」では、「カッコイイ」「大好き」「愛してる」と、カメラに向かって観客が叫んで撮影。クォン・サンウも客席に混じって撮影の準備をすると会場には瞬く間にざわめきが広がり、シーンと静まったところでクォン・サンウが「ウリ チベ チャジャ ワ ジュセヨ(=僕の家に遊びに来て下さい)」とファンクラブを“僕の家”と称した言葉を添え、最後は「クォン・サンウ ファンクラブ、ワー!」と全員で叫んでファン参加型CMの撮影が終了。

 

クォン・サンウが白いシャツに着替えて「イケメンと過ごす○○の秋」コーナーに再び登場。抽選で選ばれたファンと「走る対決」や「お絵かき対決」などゲームでファンとのふれあいを楽しんだ。特に「しばらく描いてないので、恥ずかしい」「時間が無くて」と照れながらも、美術教育学科出身の実力と才能をしっかり披露。ファンも画伯クォン・サンウの魅力を堪能した。 

 

そしてファン必見、待望と羨望の「いやん、だめよ(ハート)ザ・妄想タイム」のコーナーへ。選ばれた5名のファンが相手役となって「キッチンで料理をしながら夫を待つ妻に後ろから抱きついて『ただいま』とあいさつをする」、「バスの中で窓に寄りかかって眠ってしまった彼女の頭を自分の肩に引き寄せる」、「自転車で2人乗り。控えめにつかんでいる彼女の手を『危ないから、しっかりつかめよ』と自分の腰をつかませる」、「歩いていて、すれ違いざまに何かにつまずいて転びそうになった見知らぬ女性を優しく抱きとめる」、「クリスマスイヴの寒い夜。凍えながら待っていた彼女の手を息で温めコートで温かく包み込む」という想定シーンでそれぞれ名(!?)演技に挑戦。シチュエーションごとに会場のファンも自分と重ねて、身も心もとろけるようなひとときに時折笑いのエッセンスとどよめきも導入、大きな拍手と歓声で盛り上がった。この後、質問コーナーを終えてから作ったファンクラブのCMの試写会となり、「みなさんのお陰で、すごくいいものができましたね」と、ファン参加型CMの完成にクォン・サンウはご満悦の表情。このCM映像はファンクラブのサイトで公開される他、KNTVでも放送される予定。

 10_IMG_9609

さらにクォン・サンウはファンへの感謝の思いを短く語った後、ファンへのプレゼント抽選が行われ、イベント定番オリジナルソング「Missing」「Miracle」「Etude」の3曲を続けて熱唱。客席は手拍子とオールスタンディングで最高の盛り上がりをみせ、ファンは大きな歓声と拍手でクォン・サンウの特別な夜に応えた。

 

「楽しかったですか。こんなにたくさんの方が応援してくださって、声援を送ってくださってうれしいです。いつもみなさんの前に立つと、僕を大切に思ってくださるので、この世の中の誰も羨やむことが無いという気持ちになります」と、クォン・サンウがあらためて感謝の思いを一言ずつ噛みしめるように語ると、会場はしばし拍手を送り続けた。そして「みなさんに偶然にも愛していただき、こうして日本に来るようになってもう10年くらいになりますよね。でも、あまり長く感じられません。みなさんと会うたびに、いつも僕はうれしい気持ちになって韓国に帰ることができます。日本に来るとみなさんを家族と呼んで、家族という言葉をよく使いますが、社会生活をすると家族や友人など、どんな人間関係も大切ですが、どんな時もいつも僕のそばにいてくれる人が本当に大切だと思っています。みなさんは僕にとって大切な家族です」と語り、目元を潤ませ「僕は、みなさんと会って帰る時に泣いたことがあります。いつも楽しい気持ちで帰ろうと思うんですが、目の前で泣いている方がいるから…」と涙するファンに名前を尋ね「チカ子、泣かないでね。僕も寂しくなるじゃないですか」と感動と別れを惜しむ思いが交錯し、ファンと胸が熱くなる時間を共有することを通して交流をより深めた。

 

また「次に会う時まで僕の家族であるみなさん、そして家族の家族の方まで健康に過ごしてほしいと思います。今回医者の役を演じていて思いますが、健康が大事です。ストレスを溜めないで元気でいてください。僕もまずは今回のドラマを無事に撮り終えて、来年も休まずに良い作品でみなさんにお会いきるようにしたいと思います」とファンの心に深く語りかけ、「帰らなきゃならないんだけど、足が動かないんです。帰りたくないんですね。また次回会いましょう。ファンクラブに写真もたくさんアップして近況を報告しますね」と伝え、日本語で何度も「さよなら」とあいさつをし、鳴り止まぬ拍手に包まれ、最後は韓国語で「アンニョン」と別れを惜しみつつ、本人がロビーに出てファンを見送ったクォン・サンウのスペシャルナイトは熱く、温かく幕を閉じた。

 12_0H5A1547

クォン・サンウは今回、会えなかった時間を埋めつくすように、ステージと客席とを存分に使ってファンに特別な夜をプレゼントした。スケジュールの合間をぬってファンと過ごした時間は、韓国に戻って残る撮影をこなすエネルギーとなるに違いない。そしてクォン・サンウは、パワーアップした姿で新たな魅力を引っさげてクォン・サンウらしく、また私たちの前に現れてくれるだろう。

 

 

取材:Korepo(KOREAREPORT INC)

KNTV Special『クォン・サンウ スペシャルナイト With You』
12月25日(水) 日本初放送 深夜0:55~2:30

クォン・サンウ ジャパンオフィシャルファンクラブ
http://www.ksw-fc.jp

 

 

2013.11.11