【時代劇が面白い】仕事から見た王朝の名人/第2回・妓生のファン・ジニ(黄真伊)

 

自分を貫き通した生き方
妓生になったファン・ジニは美貌と教養によって、一気に知名度を高めた。すると特権階級の官僚や学者たちは競って彼女に近づくようになった。
しかし、ファン・ジニは誰を相手にしても心を開くことがなく、自分が認めた人物としか会わなかった。
多くの男を惑わしながら自由に生きたファン・ジニ。そんな彼女の価値観を変える出会いがあった。


彼女に影響を与えたのは、当時最高の教養人であった徐敬徳(ソ・キョンドク)だった。徐敬徳はファン・ジニがいくら誘惑しようとも、一切動じない落ち着いた雰囲気と深い知識を持っていた。
ファン・ジニはそんな徐敬徳を尊敬するようになり、徐敬徳も美しい詩を作るファン・ジニを認めていく。
こうして2人は自然と師弟関係を結ぶようになった。

ファン・ジニは徐敬徳の教えをどんどん吸収した。その結果、彼女は妓生のまま一流の教養人にまで成長した。
男性社会において最後まで自分を貫き通したファン・ジニ。その生き方は、後世の多くの女性たちの憧れとなった。

 

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コラム提供:韓流テスギ

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2022.06.13