テ・ジナ、「ソン・ヘ先生は全ての歌手のお父さん」


歌手テ・ジナが、8日に95歳でこの世を去った故ソン・へ氏についてこう語った。

テ・ジナはイーデイリーとのインタビューで、「1989年に『オクギョン』が出た時、『全国のど自慢』に毎週出るようになった。当時『全国のど自慢』が開かれると、少なくとも2~3万人、多い時には10万人が集まっていた」と当時を振り返った。「当時活動した歌手にとって『全国のど自慢』は最高の舞台だった。『全国のど自慢』に出て歌を歌えば全部ヒットした。とてもすばらしい番組だった」と話した。

テ・ジナは”ソン・へ”という名司会が居たからこそ『全国のど自慢』がこれまで続いて来られたと強調した。

テ・ジナは「『全国のど自慢』といえば”ソン・ヘ”であり、”ソン・ヘ”といったら『全国のど自慢』だった。他の司会の方々も上手だったが、ソン・ヘ先生のように完璧に『全国のど自慢』を導いた方はいなかっただろう。ソン・ヘ先生の空席を誰が満たせるのかわからない。ソン・ヘ先生の空席はものすごく大きい」と残念さを表した。

テ・ジナは去る1月、ソン・ヘ氏の半生をミュージカルで表現したKBS特集番組「皆さん、ありがとうございます、ソン・ヘ」出演の裏話も伝えた。当時、テ・ジナは、劇団時代のソン・ヘ氏をネチネチいびっていた劇団長役を演じ、味のある演技を披露した。テ・ジナは「ソン・ヘ先生が私に『おまえ演技がうまいなぁ。アカデミー賞主演賞をもらえそうだ』とほめてくださった」と回想した。

テ・ジナの歌の中で一番好きなのは「オクギョン」だったと打ち明けた。テ・ジナは「ソン・ヘ先生が私の歌の『オクギョン』を一番気に入ってくださった。『愛は誰もできるものじゃない』も本当に気に入ってくださったのだけど、そのとき先生に『愛は誰もできるものじゃない?歌手は誰もできるものじゃない?』と冗談を言われた記憶がある」とエピソードを伝えた。

最後にテ・ジナは「そんな誇らしくて温かい方が、もうこの世に居ないという事実が信じられない。先生はアンコウ蒸しと焼酎が本当に好きだったんです‥」と故人を追悼した。

故ソン・ヘ氏の通夜はソウル大病院の葬儀場2・3号室で行われる。告別式は大韓民国放送コメディアン協会場で行われ、出棺は来る10日だ。

WOW!Korea提供

2022.06.08