KBS 第2TVの新月火ドラマ「美男堂の事件手帳」側が、スタッフの集団解雇論争に対する立場を明らかにした。
同ドラマの制作会社は7日、公式立場を通じて「『美男堂の事件手帳』側は、スタッフとの合意のもとで業務委託契約を締結し、契約書の内容通り、週52時間の労働時間を守って撮影をおこなった」とし、「契約当時は5月末に撮影終了予定で契約期間を5月末までと決めたが、新型コロナウイルスなどの問題によってやむを得ず1か月ほど撮影期間を延長しなければならない状況が発生した」と伝えた。
続けて、「これにともない、契約書に明示された契約期間延長に対する合意条項にしたがってスタッフと打ち合わせをおこない、大部分のスタッフは既存の契約内容と同一条件で契約期間延長に合意したが、一部のスタッフが新しい条件を要求して再契約に同意しなかった」とし、「一部の主張のように、“制作会社”から一方的に契約解約、すなわち解雇を通知したことはなく、契約書の内容にしたがって契約終了になった」と主張した。
同ドラマの制作会社は、「現在、大部分のスタッフは週52時間の撮影時間を守って熱心に撮影に臨んでいるが、一部の主張によって多くの苦労を経験している。制作陣は、作品に愛情を持って引き受けただけに、ベストを尽くしており、1日も早くこの問題を解決して俳優とスタッフが1つになって撮影に専念し、視聴者の方々に良い作品をお届けしたいと願っている」と話した。
先立って、公共運輸労働組合・希望連帯本部の放送スタッフ支部はこの日午前、ソウルヨイド(汝矣島)のKBS本館前で、同ドラマを糾弾する記者会見をおこなった。彼らは、ドラマの現場スタッフが、労働条件改善を要求したという理由で制作会社から解雇されたと主張した。
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