「合同インタビュー」ヨン・ウジン “ヨン・ウジンの究極の選択とは？！自身の恋愛観や結婚観を語る！”

ラブコメの定番を打ち壊すユニークで斬新なストーリー展開でケーブルドラマ最高視聴率を叩き出し、大ヒットを記録した韓国ドラマ「恋愛じゃなくて結婚」がアジアドラマチックTVにて5月15日（金）より日本初放送が決定した。

主演を務める「シンデレラのお姉さん」「烏鵲橋（オジャッキョ）の兄弟たち」「男が愛する時」などに出演し、ドラマ、映画で活躍中の若手演技派俳優ヨン・ウジンが日本初放送を記念し、都内でインタビューに応じてくれた。
公式的には初来日となるヨン・ウジンは現在、最新主演作「離婚弁護士は恋愛中（原題）」の撮影真っ只中という、タイトなスケジュールの中、おすすめのシーンや見どころ、さらにドラマにちなみ、自身の恋愛観や結婚観も率直に語ってくれた。

スラっとした長身のスタイルにマッチしたダークグレーのスーツを爽やかに着こなしたヨン・ウジンが姿を見せると、インタビュールームには瞬く間に華やかな雰囲気に包まれた。

ヨン・ウジンが親近感を抱かせる魅力的な笑顔で迎えてくれてインタビューがスタート。

Qドラマ「恋愛じゃなくて結婚」に出演しようと決めた大きな決め手は何ですか？

すべてのタイミングが絶妙にピッタリ合ったという感じですね。前作が暗い役柄だったのでちょうど、明るい役柄を演じたいという気持ちが強かったんです。キャラクターも魅力的でしたし、ジャンル的にもラブコメをやってみたいという気持ちもあり、時期的ピッタリ合ったという感じで「この作品にぜひ出演したい！」と思わせるきっかけになりました。

Qラブコメ初挑戦となった本作ですが、コン・ギテ役を演じるにあたって、どんな役作りをされましたか？
いつも演技をする上では気をつけていることはまず、演じる人物の中にある似ている点、また違う点を見つけていきます。そして、共通点、相違点を自分なりに設定し、演技の準備をしていきます。今回の“コン・ギテ”という役はそれぞれに違う魅力が明確にありました。
共通点、相違点を考えながらどう演技していくかをアプローチしていくんですが、その時は周りにいる人たちを参考にすることが多いですね。友人や周りの人々の姿をチャッチして、応用するようにしています。
自分が持っている話し方や性格などを打ち破ることができるように周りを観察しながら、自分の殻を破るべく、色々吸収し、チャッチするように努力をしています。ですから演技をする前は周囲の人たちによく会うようにしています。

Qウジンさんご自身との共通点、逆にご自身とは絶対違うという点を教えてください。
コン・ギテに近いと感じた点は僕も一人でいるのが好きで個人的な時間をとても大切にしています。一人で考えたり、悩んだりすることが多いですね。そういったところに共通点を感じました。しかし、コン・ギテが抱いている恋愛や結婚、そして愛に対する価値観は僕と違うところが多くありました。
僕は普段から“幸せな家庭を築きたい”と願いが強くありますが、この部分に関してはコン・ギテとかなり違うと思いました。

Q偽装恋愛、格差恋愛はラブコメにはよくある設定ですが、本作は実際の視聴率より視聴者の満足度が高い作品だと思います。その要因はどんなところにあると思いますか？

一般的なラブコメは間違いなくラブコメが踏襲（前人のやり方などをそのまま受け継ぐこと）する型に嵌った設定があると思いますが、この作品はこれまでの一般的なラブコメとは違う魅力が間違いなくあったと思います。
恋愛と結婚に対する、まったく価値観の違う6人の男女が個性のあるキャラクターで描かれているというのも、興味を引く要因、理由になったと思います。
監督のディレクション自体も一般的なラブコメと違って少しオーバーな表現を好まれたんですがそれが監督の演出力と相まって、視聴者に楽しんで頂けるドラマになったのではないかと思います。

Qドラマの中でも結婚について家族が大きく関わってくるように描かれていますが、家族が反対すると解って相手を選んでしまう可能性はウジンさんにもありますか？

ハハハ（笑）。幸いにも母が好む女性のタイプと僕が好む女性のタイプがよく似ているんですね。家族の反対に合う可能性はかなり低そうですが。にもかかわらず意見が違ってしまったら頑固に自分の気持ち突き通すと思います。そして、家族を説得するための努力をすると思います。

Qドラマ「恋愛じゃなくて結婚」出演後、ウジンさんの恋愛観や結婚観に変化はありましたか？

このような恋愛もの、ラブストーリーのジャンルに出演すると「僕もこういう恋愛をしてみたいなぁ」と色々な想いをめぐらします。普段から友達のような彼女がいればいいなぁという気持ちがあって、例えば趣味を共有できたり、スポーツができたり、一緒に映画を観たり、とそういった共通点のたくさんある、お互い共有できることが多い彼女と恋愛したいといつも夢見ています（笑）
そういう女性に出逢えたら幸せな結婚をして、幸せな家庭を築きたいなといつも思っています。

Qウジンさん、究極の選択です。
ハングルさん演じるチュ・ジャンミ、「Secret」のソナさんが演じるカン・セア、そして、ユン・ソナさんが演じるナム・ヒョニという3人の女性がドラマの中に出てきますがもし、ウジンさんが結婚するとしたら誰を選びますか？またその理由もお願いします。
この3人の女性はそれぞれ違うキャラクターで、それぞれ魅力があると思います。
う～ん。正直いえばこの3人の中に理想のタイプはいないですね（笑）。
でも究極の選択ということなので…あえて選ぶならチュ・ジャンミですね（笑）
欲をいえばこの3人の長所を合わせたような女性がいいですね（笑）

僕はいいエネルギーを持っている、僕にいい刺激を与えてくれるような女性がいいと思っています。
チュ・ジャンミの魅力はコン・ギテにないものを持っていて、相対する性格だからこそ異性として惹かれたんだと思います。学ぶところもあり、刺激も与えてくれる存在でそんな彼女の魅力に惹かれたと思うので性格が正反対だからこそ、お互い違うからこそ惹かれるということがあると思います。

またカン・セアの場合は逆に共通点が多すぎて、性格的にも似ていますし、育った環境も近いということで、恋愛観もとても似ています。

違うからという意味では、そしていい刺激を与えてくれるという意味ではチュ・ジャンミかなと思います。

Q逆にチュ・ジャンミの行動でこれは理解できないと思う部分はありますか？

う~ん（少し考えて）。チュ・ジャンミは気の強い性格ですよね。あれだけ、気が強いと僕も気後れしちゃうんじゃないかと思います。
とにかく、自己主張が強いですね。チュ・ジャンミの“チュジャン”と言うのは韓国語で「主張」という意味もあって、あえてそういう名前なのかとも思うんですが…。
ドラマの中で法事のシーンがありますが、供えられたテーブルをひっくり返すというシーンが出てきますが、そのシーンはさずがに理解できなかったですね（笑）
そんな状況に僕が出くわしたら本当に狼狽してしまうと思います（笑）

Qドラマの各話が後半の部分のシーンから始まる構成でとても斬新な作品で、さらに作品の中には様々なアイデアが散りばめられて他のラブコメとは違う注目ポイントがある本作ですが、日本初放送に向けて、見どころの紹介をお願いします。

そういった部分が僕も気に入っていて、16話という大きな枠組みがありますが、それぞれの回にエピソードがあって、そこからそのエピソードが絡み合って、絡み合って、大きな絵に完成されていくという非常に斬新な演出がされているんですね。

音楽や効果音も効果的に使われて入れ、韓国内でもとても新鮮だという評価をたくさん、頂きました。僕自身、このような作品に出演できたことをとてもうれしく思っています。
そういった意味で毎回エピソードがひとつの完成形として描かれています。ですから、日本の視聴者のみなさんも例えば序盤を見逃したとしても、途中からこのドラマを見始めたとしてもドラマのストーリーを追いかけて行けるようになっています。何よりも気楽に楽しんで観て頂けるドラマになっています。

どんなラブコメよりも明るいトーンで描かれていて、日本の視聴者のみなさんにも終始、愉快に楽しんで観て頂けるのではないかと思います。

Qウジンさんが好きなドラマの場面と好きなセリフを教えてください。

う～ん。たくさんありますね。シーン的には序盤に登場する（コン・ギテの）シックでクールな姿が個人的には好きですね。セリフについてはコン・ギテの価値観の変化が（ドラマの）後半に行くにつれ、セリフによって表現されていきます。そこにはドラマに込められたメッセージや意図がよく現れていて、これが後半に描かれます。コン・ギテが変わった後のコン・ギテの恋愛観だったり、結婚観は僕にも共感できる部分もあって、後半のセリフの部分がとても好きです。

Q撮影中のおもしろいエピソードがあればお願いします。
若い同年代の共演者たちが多かったので、愉快な楽しい現場でした。
特に「これ」といったエピソードがあった訳ではありませんが、僕は笑い上戸で笑いが止まらなくなって何度もNGを出してしまいました（笑）
今みたいに笑いは止まらなくなることが多いので笑いを堪えるのが大変でした。
ハハハ。挙句の果てに水をかけられたり、ジュースを引っかけられたりするシーンでも笑ってしまうので、大変でした（笑）
（その光景が目に浮かび、インタビュールームには笑いが沸き起こった）

Qウジンさんの“イチオシ”のシーンの紹介をお願いします。
3話です。（肉体美を披露したシーンについて）
ハハハ。あまり見栄えはしませんが…。
後半以降、実はほとんど服を着ないで出演しているんです（笑）
（謙遜しながら）全然見栄えはよくないですがその状況がとても面白くて、この回からが本格的なストーリーの始まりになっているので、そのシーンから観てもらっても面白く観てもらえると思います。

Q今回のドラマでは美容整形外科医役でしたが、今後、演じて見たい役柄、演じて見たい職業はありますか？

キャラクターの強い役を演じてみたいですし、僕の中にこれまで表現してこなかった姿を引き出せる、そんな役を演じてみたいですね。今撮影しているドラマもラブコメですが、2作ラブコメが続いたので、次回作は正反対の骨太なキャラクターを演じてみたいですね。

長期的に考えれば、やはり僕は変わることを恐れない性格なので、どんどん変身していきたいし、その為に努力をしていきたいと思います。
演じて見たい職業ですが、国語の先生の役をやってみたいですね。

Q公式では初めての来日になると思いますが、今回の来日で楽しみにされていることはありますか？

観光がしてみたいですね。温泉にも行ってみたいですね。美味しいお店巡りもしたいです。僕は普段から美味しいお店に行くのが好きなので、日本の隠れた美味しいお店を探して行ってみたいですね。ショッピングもしてみたいです。残念ながら今回は時間がないので、次回機会があれば作品を終えたあとに一度、日本に親しい友だちと来たいなと思っています。