ドラマ「朝鮮ガンマン」も大好評、中国での主演作「シチリアの陽射しの下」(原題)に続き、7月より韓国MBCで放送予定の新作「夜を歩く士」(原題)にも大きな期待が集まっている韓国実力派トップ俳優イ・ジュンギが5月6日(祝・水)横浜・パシフィコ横浜大ホールにて「2015 Lee Joon Gi SPLENDOR Family Day」を開催した。
これまでも毎年春には、自身のバースデーをファンと共に祝うバースデーコンサートをソウルで開催していたイ・ジュンギ。先日2日にもソウルでのファンミーティングを大盛況で終えたばかりだが、同じ時期に日本にも来てほしいという多くのファンの要望で今回のスペシャルなファンミーティングが実現。
GW最終日となる横浜には、イ・ジュンギの5ヶ月ぶりの来日を待ち望んでいた約4000人ものファンが集結。
ステージが暗転し、爽やかなサマーニットに身を包んだイ・ジュンギが甘い歌声で「For a while」を歌いながら登場すると、会場からは悲鳴のような大歓声が響きわたり、その変わらぬ人気を改めて証明した。
一旦退場したイ・ジュンギへ、MCの合図で、「ジュンギオッパー!」とファン達が力強く呼びかけるが、一向に姿が見せないイ・ジュンギ。
「せ~の!」と客席への逆合図で、3回力強く叫ばせるイ・ジュンギの茶目っ気たっぷりの演出で、ようやく華麗なポーズと共にステージへ再登場。
「本当にお久しぶりですね。みなさんのイ・ジュンギです」と満面の笑みであいさつし、場内が大声援に包まれると、ファンミーティングがスタート。
今回の公演は1部と2部に分かれたステージ構成となっており、前半はMCを迎えて、トークからスタート。
MCからズバリ、今の心境を聞かれると、「みなさんとは年末のツアーでお会いすることが多いので、暖かい時期にお会いするのは新鮮な気持ちです。相変わらずお綺麗ですね~デートする感じ?」とユーモアたっぷりに語り、ファンを喜ばせた。
昨日来日したというイ・ジュンギ。その過ごし方は、「昨日早く来て、ショッピングをしたり、GWなので街の様子も見学したくて、行ってみました。いつもの様にドンキホーテも行きました。(笑)原宿や表参道にも行ってきました。天気もよく人も多かったので、何だか旅行に来た気分になりましたね。」と説明。
(ファンから)気づかれたのでは?との質問に「僕はそこまで人気ではないので…(笑)元々人の多いところの方が安全ですね!帽子をかぶっていれば、紛れることができます。韓国でも人が大勢いるお祭りやフェスティバルにもよく行きます。」と大胆な発言に、ファン達もビックリ。
会場に向かって、「次は一緒に歩きましょうか?原宿を貸し切ることになりますね(笑)」と話し、ファンを笑わせた。
最近は、「新しい映画を撮り終えて、先日はファンミーティングもしました。休まずに活躍しています。新しいドラマ(夜を歩く士)も決まりました。久しぶりのドラマですからね」とうれしい報告に続けて、新ドラマの話題へ。
撮影が今月10日から予定されているというイ・ジュンギへ、撮影に向けての準備を聞くと、「時代劇なので乗馬の練習や、体力作りをしています。何より大切なのは、バンパイアの役なので、セクシーな姿も見せないと」(ここで、即席でセクシーな表情をするイ・ジュンギに、客席から悲鳴が起こる)
MCが思わず、「ジュンギさんに血を吸われたい人~」と投げかけると、客席からは大歓声が沸き上がった。
これには思わずイ・ジュンギも「歯が折れちゃいそうですね(笑) みんな、変態みたい」とジョークを交えるキュートな一面を見せた。
乗馬シーンについては、「時代劇にはつきものですよね。自由自在に馬を扱わないといけませんが、生きた動物なので注意しないといけません。常に緊張します」と述べるとここで、スクリーンには新ドラマへ向けて、乗馬の練習に打ち込むイ・ジュンギの映像が流れた。
「乗馬は本当に全身運動のスポーツなので、女性が綺麗な体を作るのにおすすめです!」(ファンへ向けてエアー乗馬をするイ・ジュンギ)そのセクシーな姿は、ファンの熱い視線を集めた。
続いては、過去の主演作の名場面と共に当時の様子などについて語った。
まずは「アラン使道伝(2012)」もアクションシーンについて。
イ・ジュンギ:みなさん、アクションシーンが大好きなんです。喜びを感じますし生きているんだなと思います。
MC:小さい頃からアクションが好きだった?
イ・ジュンギ:そうですね。当時香港アクション映画が好きだったので影響を受けているのではないかな、と思います。
続いて「TWO WEEKS(2013)」について。
イ・ジュンギ:本当に難しい作品でした。僕の歳で父性を表現するのがとても難しいと思いました。
(アクションシーンで、土に埋まるシーンや、水に流されるシーンが流れる)
土に埋まって死ぬのが一番残忍だと思いました(涙)土もたくさん食べましたね…。
1人で急流に入って流される場面を撮ったのですが、流されている最中に後悔しましたね(笑)何とか生き残らないという気持ちでした。
「朝鮮ガンマン(2014)」では刀を使った激しいアクションシーンが流れる。
イ・ジュンギ:本物の刀なので重かったです…。初日のシーンなのですが緊張感が感じられないですよね。(次のドラマでも)初日はいつも楽しみにしています。
「シチリアの太陽の下で」(最新中国映画)について
イ・ジュンギ:上海とイタリアで撮影しましたが、今回はすごく寂しいな、と思いました。なので、中国のスタッフと俳優さんたちと話そうと努力しました。夜中の2~3時まで話しましたね。そのおかげで、みなさんと気楽に接することができました。
それぞれの作品について振り返った後はファンが事前に用意した質問を選ばれたファンが直接イ・ジュンギへ質問できるという“スペシャル質問コーナー”へ。
Q.(イ・ジュンギ)病を患っています。薬をお願いします。
(照れながら)ファンへビッグスマイルのプレゼント。
Q.日本で別荘を買うならどこがいいですか?
(質問したファンの住まいが神戸と分かると)神戸!お肉が大好きなので!!
Q.今までファンからもらって一番うれしい言葉は?
セクシー!一生セクシーでいたいです。
Q寝る前に音楽は聴きますか?
僕の音楽を聴きます(笑)(寝る時のファッションは)何も身に着けないです。健康のためですよ。(笑)
Q.どんな風に告白されたらうれしいですか?
あまりにも好きな気持ちが大きくて、お酒を一杯飲んで、少し酔っぱらってから電話で告白されるのがいい(照)
ここで、急遽ファンと甘い告白シーンを実演するサービス精神旺盛なイ・ジュンギ。
その様子に会場からは羨望の眼差しと黄色い歓声が飛び交った。
お礼に、ケーキカットするナイフでも朝鮮ガンマンさながらな見事な刀裁きを披露し、ファンの手持ちカメラでイ・ジュンギを収められるといううれしいフォトタイムも設けられた。
トークと質問コーナーでファンとの距離が縮まったところで、「HAPPY TIME WITH JOONGI」と題したゲームコーナーがスタート。イ・ジュンギが画伯に変身し、与えられたお題の絵を15秒で描き、抽選で選ばれた3名のファンが当てるというもの。“虎”“ドラえもん”“恐竜”“イ・ジュンギ”など様々なお題を芸術的な(?)感性で描き続けるイ・ジュンギに会場は大爆笑。見事3つ正解したファンへのプレゼントとして、サイン入り2ショット写真と、ハグのプレゼント。
ファンと熱くふれあった後は、ファンが書いたイ・ジュンギへのラブレターをイ・ジュンギ自身が直接読むサプライズな企画も準備され、お返しにイ・ジュンギからもファンへ向けて手紙が読まれると、イ・ジュンギの温かい言葉の一言一言がファンの心に届けられ、会場は感動の渦に。
「今日は何とか落ち着かせて伝えようと思いました。みなさんが見えないところで泣いていますので今回は抑えます。僕は本当に幸せな人生を送っているなと思います。どんなに辛くても信じて愛を送ってくれるみなさんがいるので、どんなにつらい道でも正しく一生懸命歩いて行こうと思いますし、“みなさんをがっかりさせてはいけない”といつも思っています」と心からの感謝を伝えると、会場は大きな拍手で包まれた。
ステージ進行中にも、終始客席へ耳を傾け、コミュニケーションを取り続け、ファンを大いに楽しませた前半戦は終了し、後半のライブコーナーへ。
“アーティスト イ・ジュンギ”として、「感謝の気持ちを歌で表現したいと思います!」と意気込みを語り、「I’m yours」「Bring da beat」とポップなナンバーを繰り広げると、ファンはペンライトを左右へ揺らし、手拍子でリズムを取った。
爽やかな白いジャケットを羽織ったイ・ジュンギが再登場し、「Ma lady」を日本語でキュートなダンスと共に披露し、観客の歓呼を引き出した。続けて「惜しみなく与える木」を軽やかなダンスと共に歌い上げると、一体化したステージは、最高の盛り上がりのままラストソング「Together」へ!
銀テープが舞い、ファンと一緒に楽しんだステージは、「イ・ジュンギでした」と大きく手を振ってステージを後にした。
熱いアンコールの後は、雰囲気を変えてHIPHOPスタイルで登場したイ・ジュンギが「Born again&J style」でキレのある完ぺきなダンスを披露すると、会場のボルテージも最大級に。
興奮醒めやらないファンからのエンドレスな「ジュンギ~」コールに、サングラスを外し、「本当に疲れました~。今日は何でこんな暑いんですか~服を脱ぐかな(笑)」と服を脱ぐ真似をし、最後の最後までファンを楽しませるイ・ジュンギに、大きな拍手と歓声が起こった。
熱気に包まれた会場へ「最後にもう1曲!Are you ready?」とファンを煽り、息をばっちり合わせたところで、「High Technology」へ。
最後まで会場をパワフルにリードし、「今日は本当にありがとうございました。また会いましょう!」と方々に手を振り、鳴り止まない歓声を背に約3時間30分の超豪華ステージは、多くの観客に惜しまれながら大盛況で幕を閉じた。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
■イ・ジュンギ日本公式サイト SPLENDER http://www.joongi-splendor.jp/
写真提供:IMX
■2015 Lee Joon Gi SPLENDOR Family Day 公演DVD-BOX、7月発売予定