続いては黒を基調とした煌びやかな衣装を身にまとったOWVのステージ。力強いサウンドとパワフルなダンスの「Roar」で、会場のボルテージを高めた後は、ポップなダンスチューンの「What you waitin'for」。ステージを動き回ったりジャンプをしながらライブ感満載の歌声を響かせ、それに応えるように観客はペンライトを掲げ一体となって盛り上がった。センターステージに集まったOWVは「みなさんこんにちは、OWVです!」とあいさつし、自己紹介。
「素敵な仲間たちがたくさんいるので、観てくださる方全員をエンジョイさせてあげたいと思います」と話す本田は、全世界の視聴者にも「Let's party!」と簡単英語でコメント。「今日のTMIを教えて」とのMCからの質問に、「行きのバスでみんなでカフェラテを飲んだ」と答える浦野に、「TMI過ぎ!」と中川は的確なツッコミを入れ、「朝集まった時、みんな今日に向けてスッキリした顔をしていたと思います」と本田はKCONへの意気込みをを感じさせたかと思えば、「多分よく寝たんだと思います」と続け、笑いを誘った。会場のスクリーンに配信視聴者からのリアルタイムコメントが映し出され、「かっこいい」「神々しい」と佐野を褒め称えるコメントが流れると、「これ以上イジられるとキツいので、みなさんちょっとコメントは控えてください」と履き違える佐野に、メンバーから「イジってないのよ」とツッコミ。大勢の観客を前にパフォーマンスをし、「幸せを噛み締めながらパフォーマンスしました。OWVに憧れてアーティストを目指す人が1人でも増えたらいいなと思います」と本田が真面目モードで話すと、「コメントが神々しいよ」と古家。すると、「あまりこれ以上イジらないでください。(本田)」「いやイジってない。(中川)」「みなさんコメント控えてください。(佐野)」と流れるようなボケとツッコミで観客を笑わせ、ステージとのギャップ満載の賑やかなトークで楽しませた。
ここで韓国から参加のTO1のステージへ。事前収録されたVTRで、「No More X」「Surf」を披露。メンバーたちは「今日はよろしくお願いします!」「盛り上がりましょう!」などと日本語や英語であいさつをすると、大きなハート、クールな表情でのハート、愛嬌たっぷりのハートなど、個性豊かなポーズをしてみせ、ファンの心を掴んだ。画面越しでも伝わる熱量のあるパフォーマンスを届け、「すごく楽しい時間でした!次のステージも楽しんでください!」と次へと繋げた。
オールブラックでキメたINIが暗闇の中センターステージに登場すると、シルエットが浮かび上がるだけで観客の興奮が一気に広がった。新人とは思えぬ堂々とした姿で「Rocketeer」
「BOMBARDA」を続けて披露。耳残るフレーズ、パワーみなぎるダンスで、会場のテンションを急上昇させた。「Log in to us!INIです!」とあいさつし、1人ずつ自己紹介。魅惑の低音ボイスの池﨑から始まり、「今日はいろんなアーティストの方いらして新鮮な気持ちです!最後まで盛り上がっていきましょう!木村柾哉でした!」と2人目にしてあいさつを締めてしまう木村。「はい!え〜どうしよっかな、、キラキラアイドル担当、尾崎匠海です!」と迷いが見える尾崎。「みんなの王子様になりたい後藤威尊です!」と後藤はアイドルスマイルを見せた。「楽しんでいきましょ〜!」と元気いっぱいの最年少、松田。「みんなの彼氏になりたい、田島将吾です!」と言う田島に、「そうだったの?」「初耳!」と反応するメンバーたち。「みんなの旦那さんになりたい!」と、なりたいシリーズに乗っかる西に、「配信のみなさんも楽しんでいきましょう!」と呼びかける髙塚、藤牧。許は英語でもあいさつし、佐野は「たくさん良い思い出を作りましょう!」と天使の微笑みを浮かべた。コメントメッセージで「勝負飯」について聞かれ、「昨日は…ナムル食べてきました!」とKCONに向けて韓国フードを食べてきたことを松田が明かすと、視聴者コメントは”ナムル”一色となり、思わず笑うメンバーたち。ステージ前のルーティンを問われると、普段は裏でおこなう円陣での気合い入れを、特別にステージ上でして見せた。サービス精神旺盛のメンバーたちは、水をゴクゴクと飲んだあとキメ顔をしたりと、水分補給でさえファンサービスへと変えファンを喜ばせた。ドゥグンドゥグン(ドキドキ)をテーマにしたミッションコーナーでは、2チームにわかれてダンス対決に挑戦。ランダムに流れるK-POP楽曲に合わせ即興ダンスを繰り広げた。
視聴者コメントと観客の拍手によって勝敗を決め、負けたチームはミッションで使われた楽曲の倍速ダンスを踊る罰ゲームが与えられるも、なぜか最終的には全員で踊るメンバーたち。勝敗関係なく楽しむ姿は、見てる者も楽しくさせた。ステージの端から端まで駆け、観客のペンライトの光でウェーブを作り、会場の一体感を高めたところで、次の曲へ。「Call 119」で再びエネルギッシュなでキレのあるダンスを見せると、「We Are」ではファンたちが映った特別映像を背に、笑顔を浮かべながらさわやかな歌声を届けた。
個性が光るモノトーンコーデのJO1は、曲が始まると一瞬で会場の空気を自分たちのものにし、疾走感抜群の「Move The Soul」で観客を圧倒。「What’s up KCON?」「Are you ready?」とふんだんに煽り、そのままの勢いで「Walk It Like I Talk It」へ。パワフルでありながら一糸乱れぬパフォーマンで観客の心を掴んだ。自己紹介では、「天使って呼ばれてます、大平祥生です」とエンジェルスマイルの大平、「JO1の川西拓実〜」と簡潔ながら表情とピースで沸かせる川西、「ハイサイ!JO1いち、汗かかない男、與那城奨です!」というとメンバーから羨ましがられる與那城。「会いたかったです!」と手を振る白岩に、「Let's enjoy!」と呼びかける川尻、河野は「JAM〜(JO1のファン)!KCON-ers!会いたかった〜!」と大きな声で気持ちを伝えた。
「K・E・I・G・O、景瑚です」「ラップ声はブルドーザー、歌声は天然水、鶴房です」と個性をのぞかせ、「初っ端からぶちかましました!」と豆原は清々しい表情。木全は「最近Googleストリートビューで旅することにハマってます」とし、今年2月に体調不良による活動休止から復帰した金城は、「ただいまです!」と笑顔を見せた。MCから「ステージから見る風景を一言で表すと?」と振られると、「"夢"でございます」と表現し感嘆させた川尻。NHK「ハングルッ!ナビ」にレギュラー出演中の河野は、「チンチャ(本当に)!チェゴエヨ(最高です)!」と韓国語でもコメントし、勉強の成果を発揮した。矢吹から最近プライベートでドゥグンドゥグンしたことを聞かれると、「自転車に轢かれかけた」とある意味ドキドキの出来事を明かした木全と、「みなさんに会えてることがドゥグンドゥグンです」と模範回答の與那城。ドゥグンドゥグンミッションでは、1人ずつリレー形式でドキドキする一言に挑戦し、「大好きです、愛してます」と可愛く投げキスをする大平、「おやすみ」と囁く與那城、「今すぐ俺のものにしたい」と胸キュンセリフの白岩、ポケットに忍ばせていたハート型うちわを取り出す川西、と順調に進んでいくも、「手ドゥグンドゥグンしてる…俺も…君の顔見てドゥグンドゥグンしてる…」と一言で収まらせる気のない河野に観客からは笑いがこぼれた。川尻は「家の鍵閉め忘れた」、鶴房は「すみません、トイレどこですか?」と、一味違ったドキドキを表現。佐藤は「僕はこのために生まれてきました」とつぶやくも鶴房がカメラに映り込みキメきらず。「部活おつかれ、今日も一緒に帰ろっか」と言い放った豆原は、一瞬にして観客の心に青春を呼び起こした。「ねぇ、僕に毎朝わかめの味噌汁作って」とプロポーズともとれるような言い回しの木全。上腕二頭筋をピクピクと動かし「君のタンパク質」とそっと言う金城に、メンバーたちは「どういうこと?!」と混乱し会場には笑いが起きた。様々なドゥグンドゥグンを個性的に表現し、楽しませた。
続いてはKCONならではのスペシャルステージ。バックダンサーとして踊っていたなどの所縁のある曲や、好きな曲、影響を受けた曲から選曲されたK-POP楽曲で、カバーパフォーマンスを繰り広げた。JO1・川尻、木全、金城、河野、豆原によるPENTAGONの「SHINE」では、川尻の優雅なソロダンスから始まり視線を引きつけると、韓国語歌詞も完璧に歌い上げ驚きを与えた。INIはEXOの代表曲「Growl」でパワフルな群舞を披露。女性グループKep1erの「WA DA DA」で新たな魅力を放ったのはOCTPATH。円神はIZ*ONEの「Airplane」で可愛らしい姿で笑顔を振りまいた。見事な消化力でBTSの「IDOL」をやり遂げたOWV。JO1・大平、川西、佐藤、白岩、與那城、鶴房は、Stray Kidsの「Back Door」でK-POPとJO1の親和性の高さを示した。INI・池﨑、尾崎、髙塚、許、西、田島、藤牧はBTOBのバラード曲「Missing you」で高い歌唱力を惜しみなく披露し、観客を感動させた。
公演も終盤にさしかかり、ラストは再びJO1のステージ。「Dreamer」で温かな歌声で会場を包み込むと、スクリーンに流れる特別映像に参加したファンたちと、観客、メンバーとで心をひとつにするように「With Us」をパフォーマンスした。
エンディングではステージに出演アーティストが勢揃い。「初出演でとても勉強になりました。今後の糧にして突き進んでいきたいと思います!(OCTPATH・四谷)」「こんな素敵なステージでパフォーマンスすることができて本当に嬉しかったです!(円神・瀧澤)」「最高の思い出を作ることができました!(OWV・本田)」「すごく良い経験になりましたし、温かい空間を作ることができて良かったと思います!(INI・木村)」「古家さんが横にいてくださったおかげで最後まで来れたと思います!(矢吹)」「多くのみなさんが見てくれている中でパフォーマンスができて嬉しく思います!(JO1・與那城)」とそれぞれ感想を述べ、最後はオーディションテーマ曲「ツカメ!〜It's coming〜 」「Let Me Fly 〜その未来へ〜 」が流れる中、ファンとコミュニケーションをとったり、踊ったり、お互いのグループを讃えあったりしながら、自由にステージを駆け回った。大盛況のうちに1日目を終えた。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
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