「コラム」康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.213「ナム・ジュヒョクの兵役問題」

ナム・ジュヒョクは1994年2月22日生まれだ。現在、28歳になっている。まだ兵役に行っていないので、近いうちに入隊せざるをえないだろう。その時期は果たして、いつになるのだろうか。
画像=tvN

今年中の兵役入りが必要

韓国の兵役法によると、どんなに入隊を延期しても30歳までに兵役に入らなければならなくなっている。
しかも、現実的には28歳を過ぎてからの入隊延期は、よほどの理由がないかぎり許可されない。
そうであるならば、ナム・ジュヒョクにとって入隊は現実に差し迫った問題になっている。
わかりやすくいえば、満で28歳になる年の間には兵役に入る必要がある。そうであるならば、ナム・ジュヒョクも今年中には兵役に入ることになるだろう。その兵役までに残った時間は8カ月なのである。
それにしても、最新作『二十五、二十一』でのナム・ジュヒョクの演技は本当に見事であった。彼はキム・テリと呼吸を合わせて青春ドラマ『二十五、二十一』の主人公ペク・イジンを完璧に演じきった。

ダークヒーローを演じるのか

当初は、『二十五、二十一』の主演を最後に兵役に入るものと見なされていた。
しかし、最近は新しいドラマの話が話題になっている。それは、『ビジランテ』(原題)という作品だ。
ウェブ漫画が原作のドラマで、子供の頃に辛い経験をした警察大学の学生が犯罪者たちを独自のやり方で処断していくという内容だ。
主人公はダークヒーローであり、その主演俳優としてナム・ジュヒョクはオファーを受けており、前向きに検討しているようだ。
『二十五、二十一』では爽やかなキャラクターを演じた彼が、今度はガラリとイメージが変わる役に挑むことになるのか。
もし実現したら、ナム・ジュヒョクにとって多様な表現力にチャレンジする機会になるかもしれない。
彼の兵役は今年いっぱいの猶予があるので、新しいドラマへの出演も可能だ。果たして、ナム・ジュヒョクはどんな選択をするのだろうか。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

2022.04.30