テムは契約恋愛だが偽恋人のクムヒ（＝ハリ）への好感度が大きくなった。恋人との1周年記念日を祝わないとカン会長から叱られてもいつものように従わなかった。時間の無駄が一番嫌いなテムは「スケジュールは整理すればいいだろ」とクムヒと会うのを楽しみにした。クムヒが1周年記念を覚えていると喜び、祖父を言い訳にクムヒのところへ行って目のあざにいい薬を差し出すテムの態度から変化が感じられた。
ハリは「ぶっきらぼうだと思ったけど、それとなく優しいところもあるんだよな」とテムの意外なスイートさに胸きゅんとなった。テムは、正体を隠すためヘルメットをかぶって出てきたクムヒに会うと、「あざは大丈夫なのか、顔を見ようと思ったのに」と心配そうにした。
そしてついに1周年記念のデートの日が来た。テムは祖父を言い訳にクムヒにきれいな服をプレゼントし、豪華なレストランにも連れて行った。ハリは自分の服が破れるとそれを隠してくれたり、脱げた靴を履かせてくれたりするテムの優しさにときめいた。テムもクムヒとの時間を楽しんだ。ハリが「偽1周年記念デート、楽しかった」と言うと、テムは「偽」という言葉を抜いて「僕も楽しかった。僕たちの1周年記念デート」と返し、笑みを浮かべた。
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