「インタビュー」ソン・ガン、岩田剛典(EXILE)とスペシャル対談…日本でのふたりのニックネームは”ガンちゃん”

続いてソン・ガンは「私は感情演技をする時、音楽を聴きながらその状況を考えて感情を集中するが、どのように感情をつかむのか」と尋ねた。岩田は「私も音楽を聴く方法を試したことがある。演技を始めた時は泣く演技がとても苦手で。それで、撮影まで私が悲しかったことを頭の中に思い浮かべて泣く演技をしやすくした。今は役割の感情や現場で相手役の演技に反応して感情を作り出すことができるようになった」と説明した。


これに対してソン・ガンは「『生の感情』を大切にしなさいということですね。私も元々台本をほんとに頑張って見て(感情を)作ってから撮影に取り組んできたが、今は準備は80%、残りの20%は現場で相手役に合わせて作ることができるようになった。テイクが積み重なるにつれてどうすれば違う表現ができるか考えて演じている」と共感した。


岩田は「私は撮影前には手順通り準備し、リハーサルの時に方向性が見えたら実際の撮影では違うこともしてみる。家で数十回練習しても現場では相手役がいるし、カメラが回ると全く違う。私もいろいろな表現を探したり、常に考えている。逆に臨場感を重要だと考えるので、実戦では何が起こっても動揺しないことが重要だと思う」と自身の考えを明らかにした。
対談を終えてソン・ガンは「育った環境や国籍が違うので考えることも違うと思ったが、同じことをしている人同士共感できることが多くて本当に楽しかった。兄さんのようでよかった」と感想を明らかにした。

2022.03.01