初放送以降、騒動の中心に立つJTBC土日ドラマ「スノードロップ」(原題:雪降花:snowdrop)側が、強硬な手段をとった。
23日JTBCは、公式文章を出し「『スノードロップ』に対する騒動が続いている。ドラマ放送の特性上、一度に全てを公開できないので序盤の展開で誤解を生んだと見る」とし、「これにJTBCは視聴者の皆さまへの憂慮を和らげようと、放送を予定よりも前倒しして特別編成することとなった」と明らかにした。
そして、「24日から26日まで3日間放送される『スノードロップ』第3~5話では、北から来た工作員であるスホ(チョン・ヘイン扮)が韓国にやってきた背景と不当な権力の実体が明らかになり、序盤の設定との蓋然性が明らかになる。劇中の国家安全企画部は北の工作員を韓国に呼び込む主体であることが明らかになり、本格的に韓国と北朝鮮の首脳部がそれぞれ権力と金を目的に密通する内容が始まる。また彼らが秘かに繰り広げる作戦に巻き込まれる若者の話も展開される」と説明した。
ドラマ「スノードロップ」は去る18日に初放送されて以降、騒動の中心に立っている。制作段階から問題として指摘されてきた、男性主人公のスパイ設定、使用された背景音楽などが「歴史わい曲」と民主化運動の価値を傷つけるとして騒動を呼んだ。
「スノードロップ」の放送中断を要求する青瓦台(大統領府)国民請願は、23日に同意者数が34万人を優に超えた。放送通信審査委員にも、500件を超える抗議が受け付けられたと伝えられている。
この中で「スノードロップ」側は、前半部の反転する展開が込められている5話までを2週目に放送するという破格の手段をとった。通常通り放送されるのであれば、2022年に放送される予定だったものだ。このようなJTBCの超強硬手段は、危機の「スノードロップ」を救うことができるのか。
WOW!Korea提供